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コラム | 2023-02-10

アクリルの衣類の正しい洗濯方法｜素材の特徴と洗うときのポイント

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アクリルの衣類の正しい洗濯方法｜素材の特徴と洗うときのポイント

ニットやセーター、マフラーなどの冬物や、毛布やぬいぐるみなどにもよく使われるアクリル繊維。ウールとよく似た素材ですが、合成繊維のため気軽にお手入れしやすいといえます。水洗いできる製品も多いので、ホームクリーニングも可能です。こちらの記事では、アクリルの洗濯について解説します。洗濯機または手洗いでお手入れする手順や、おすすめのクリーニングサービスもご紹介するため、ぜひ参考にお読みください。

アクリルの特徴と洗濯のポイント

アクリル素材の衣類にはどのような特徴があり、洗濯する際はどんな点に注意すべきでしょうか。正しい方法で洗濯するために、素材の特徴や注意点をお伝えします。

アクリルの特徴

アクリル繊維とは、ウールをまねて科学的に作った合成繊維（化学繊維）のことです。天然素材であるウールと似た性質を持ち、軽量で保温性に優れています。一方で、ウールとは異なり家でも気軽に洗濯できる場合が多く、ご自宅でも問題なくお手入れしやすい素材といえるでしょう。

・メリット
アクリルの衣類は軽くて保温性が高いのがメリットです。合成繊維であるため、デリケートなウールと比べて虫食いやカビなどの心配が少ないといえます。さらに、アクリルは洗濯後に型崩れしにくく、シワになりにくいので、扱いやすさも魅力のひとつです。
・デメリット
アクリルの衣類は毛玉ができやすく、摩擦で静電気が起こりやすいといえます。ほこりや汚れが繊維に絡みやすいのが難点です。着用後は洋服ブラシをかけてお手入れすることがおすすめです。吸水性が低く、汗を吸いにくいのもデメリットといえるでしょう。高温に弱いため、洗濯時の水温やアイロンがけに注意が必要です。

アクリルの衣類を洗濯する際のポイント

アクリルの衣類を洗濯する前に、洗濯表示マークの確認を忘れずに行いましょう。家庭で水洗いできるのか、洗濯機は使えるのかなど、事前にチェックしておきます。基本的な洗濯のコツは、優しく素早く洗うこと。アクリル100％の素材はもちろん、混紡素材であっても同様です。

・洗濯の頻度
アクリルの冬用ニットやセーターの場合、こまめな洗濯は不要です。冬物は汗をかきにくく、汚れにくい服であるため、汚れが気になったタイミングで洗うと良いでしょう。ただし、長持ちさせるには、着た後にすぐにブラッシングするなどのケアを行うようおすすめします。
・型崩れの防ぎ方
アクリルの衣類はハンガーで干す際に伸びてしまう場合があります。そのため、乾燥させるときは直射日光を避けて、できるだけ風通しの良い場所で平干しをすると安心です。なお、アクリルの衣類に乾燥機は使用できません。アクリル繊維は高温に弱く、衣類を傷める原因となるためご注意ください。
・アイロンの使い方
アクリルのお手入れでは、洗濯表示を確認した上で、既定の温度でアイロンがけを行いましょう。その際、当て布をしておくと衣類が傷むのを避けやすくなります。また、アクリル繊維にスチーム機能を使うと、テカリが発生するおそれがあります。シワが気になるときはアイロンを直接当てず、少し浮かしてスチームだけ当てるようにしましょう。

重曹を使う

重曹は炭酸水素ナトリウムのため、酸性の汚れに効果があるとされます。ワインのシミは酸性の汚れにあたるため、重曹で落とせることがあります。シミの上に重曹を付けてから、お湯をかけてみましょう。その後、もみ洗いを行います。それほど時間が経っていないシミであれば、この方法でも落とせるかもしれません。

アクリルの洗濯方法

アクリルの衣類を水洗いする手順をご紹介します。大切な衣服を洗濯機または手洗いできれいにするために、基本の洗濯方法をチェックしてみてください。

洗濯機を使ったアクリルの洋服の洗濯方法

アクリルの衣類を洗濯機にかける際は、生地に負荷がかからないようにネットに入れて丁寧に洗うのが基本です。洗濯洗剤は、おしゃれ着用の中性洗剤を使うと風合いをキープしやすくなります。
用意するものは以下の通りです。

洗濯ネット
おしゃれ着用中性洗剤
柔軟剤
平干し用ネット（用意できる場合）

洗濯機に入れる前に、目立つ汚れがあれば処理しておきます。洗剤を付けて、予備洗いを済ませてください。その後、裏返しでたたんで洗濯ネットに入れましょう。ネットの中で衣類が動かないように、ぴったりのサイズの洗濯ネットを選ぶのがポイントです。アクリルの衣類は、洗濯機の「手洗いコース」や「ドライコース」などの弱水流コースで洗います。洗剤はおしゃれ着用洗剤を使用しましょう。さらに、柔軟剤を使用することで肌触りが良く仕上がり、静電気の軽減にもつながります。一番弱い脱水モードで約1分間、短めに脱水して取り出してください。乾燥させるときは、平らなところで広げて平干しをします。もし用意できるのであれば、平干し用ネットなど専用のアイテムがあると便利です。

手洗いによるアクリルの洋服の洗濯方法

アクリルの衣類は洗濯機でも洗えますが、基本的に手洗いがおすすめです。手洗いのほうが洗う時間や強さを調整しやすいため、丁寧にお手入れしやすくなります。
用意するものは以下の通りです。

洗濯桶
水（40℃以下）
洗濯ネット
おしゃれ着用中性洗剤
柔軟剤

初めに洗濯液を作ります。洗面器に水とおしゃれ着用中性洗剤を入れましょう。このとき、お湯は使わないようご注意ください。汚れが気になる部分があれば、直接洗剤を付けておきます。衣類を裏返してたたみ、洗濯液に浸しましょう。手で押したり、浮かせたりしながら押し洗いしていきます。洗い終えたら、容器の中身をきれいな水に交換して、衣類に付いた洗剤をすすぎます。泡が出なくなるまで手で押したり、浮かせたりしながら、しっかりとすすぐのがポイントです。洗濯ネットに入れたら、洗濯機で10秒程度、軽く脱水してください。量が少なくて脱水できない場合は、タオルを何枚か入れて脱水する方法もあります。最後に、柔軟剤を溶いた水にサッと浸し、再度10秒ほど脱水します。洗濯機を使う場合と同様に、平干しで乾燥させてください。

面倒なアクリル衣類の洗濯はまとめて「せんたく便」がおすすめ

家庭でアクリルの水洗いが難しいときや、しつこいシミにお悩みのとき、色落ちが心配なときなどは、プロが丁寧にケアするクリーニングサービスをご利用ください。ここでは、アクリル衣類も対応可能な「せんたく便」をご紹介します。

「せんたく便」の特徴

「せんたく便」は便利な宅配クリーニングサービスです。洗濯物を自宅まで集荷し、クリーニングを行った上で配送いたします。即日集荷で最短5日後から最大60日でお届け可能です。「ご注文→お預かり→クリーニング・保管→お届け」という4つのステップで簡単にご利用いただけます。「せんたく便」は24時間ネットから申し込み可能です。また、コールセンターは365日午前9時～午後11時まで対応いたします。お近くにクリーニング店がない、クリーニング代を抑えたい、お店に行く暇がないといった方に特におすすめのサービスです。

「せんたく便」の料金プラン

せんたく便では、「各パック料金＋オプション」というシンプルな料金設定を採用しています。パックの一例として、10点をまとめて出せる「最速10パック」や、クリーニング後に最大11カ月の保管が可能な「保管10パック」などが挙げられます。各パックは、2回目以降リピート割引の対象です。染み抜き・毛玉とり・再仕上げは無料となっています。オプションで汗抜きやニオイのブロック、汚れ防止などを追加していだたくことも可能です。洗濯物は自社工場にてクリーニングを行い、最短5営業日でお届けいたします。シワになりにくいオリジナルの梱包で宅配するため、大切なアクリルの衣類もぜひお任せください。

アクリルの衣類は洗濯機や手洗いでお手入れOK！

アクリルの洗濯についてお伝えしました。アクリルは型崩れやシワが起こりにくく、家庭でもお手入れしやすい素材のひとつです。洗濯機を使うか、手洗いでホームクリーニングができます。ただし、型崩れを防いで洗うためにも、正しいケア方法を守りましょう。アクリルの衣類を含む冬物をまとめてお手入れしたいときは、便利なクリーニングサービスもご活用ください。