コラム | 2024-09-27
服に付いてしまったマスカラの落とし方|汚れを落とすときの注意点
服に付いてしまったマスカラの落とし方|汚れを落とすときの注意点
メイク用品の中でもマスカラはまつげと馴染む濃い色のアイテムが多く、誤って服に付くと汚れが目立ってしまいます。特にウォータープルーフタイプは水で落としにくく、対処法でお悩みになる方も多いでしょう。 ここでは、そんなマスカラが服に付いてしまった場合の落とし方を解説します。マスカラをキレイに落とすポイントや、汚れの状態を悪化させないための注意点にも触れるため、ぜひ参考にしてみてください。
服に付いたマスカラの落とし方
もしも大切な洋服にマスカラが付いてしまったら、こちらでご紹介する流れに従って、速やかに対処しましょう。その際、汚れ落としには以下のものをご用意ください。
- ・クレンジングオイル
- ・台所用洗剤(食器用洗剤)や石鹸などの中性洗剤
- ・いらなくなった歯ブラシ
- ・不要なタオルやハンカチ
初めに、服に付いたマスカラの落とし方を4つのステップでご紹介します。
- Step.1 クレンジングオイルで汚れを浮かす
多くのマスカラは水に強い成分でできたウォータープルーフタイプであるため、水だけではキレイに落としづらいといえます。普段のメイク落としと同じように、服にマスカラが付いてしまった場合も、洗浄力の強いクレンジングオイルを使うと効果的です。 まずは、洗濯表示で水洗いOKな素材であるかを確認しましょう。水洗い可能であればご家庭で汚れを落とせます。服の目立たない場所に少量のクレンジングオイルを付けて色落ちしないかもチェックしておきましょう。クレンジングオイルを含ませた部分に乾いたティッシュやキッチンペーパーなどを押し当ててみて、色が移らなければ問題ありません。 汚れ落としを始める前に、マスカラで汚れてしまった箇所の下に不要なタオルやハンカチを敷きます。その後、汚れにクレンジングオイルを直接塗布しましょう。いらなくなった歯ブラシでトントンと優しく叩くようにして、化粧品による汚れを浮かせていきます。
- Step.2 ぬるま湯でクレンジングオイルをすすぐ
洗面器などの容器にぬるま湯を張って、生地に塗布したクレンジングオイルをしっかりとすすぎます。このとき、いらなくなった歯ブラシを使って、Step.1で浮かせた汚れを洗い流すと良いでしょう。歯ブラシの使い方は、生地の表面を優しくなでるようにするのがポイントです。ゴシゴシと擦らないようご注意ください。この時点で、マスカラの汚れが落ちていることを確認しておきましょう。
- Step.3 台所用洗剤や石鹸でクレンジングオイルを洗い落とす
油分を含んだクレンジングオイルが生地に付いたままになると、油性のシミになる可能性があります。たとえマスカラの汚れを落とせたとしても、油汚れのように跡が残ってしまわないよう注意が必要です。マスカラを落とした後は必ず台所用洗剤(食器用洗剤)や石鹸などの中性洗剤を使って、仕上げにクレンジングオイルを洗い流しましょう。 Step.1でクレンジングオイルを付けた部分に中性洗剤を馴染ませてから、ぬるま湯を張った容器でしっかりとすすいで、成分を洗い落とします。さらに、服に付いたマスカラの汚れが落ちるまで、Step.1からStep.3までの流れを繰り返し行ってください。
- Step.4 汚れが落ちたら通常通り洗濯機を使って洗う
服に付いたマスカラの汚れが落ちたら、仕上げに洗濯洗剤を使って水洗いを行います。事前に洗濯表示のタグを見て、洗濯機でも問題なく洗えることを確認しておきましょう。洗濯コースが完了して、衣類を乾燥させたら、あらためてマスカラ汚れの状態をチェックしてみてください。 染み抜きでは1回で汚れを落とせずに、同じ作業を繰り返すうちにシミが薄くなっていく場合があります。1回の流れで十分に汚れが落とせなかったら、Step.1から手順を繰り返すこともご検討ください。
服に付いたマスカラを落とすときの注意点
服に付いたマスカラを落とすときは、以下のポイントに注意しましょう。ご家庭で対処するのが難しいときは、無理に落とそうとせずに、クリーニング専門店に頼るのもひとつの手です。お気に入りの衣服は丁寧に扱いましょう。
汚れが落ちない場合には酸素系漂白剤を使用する
クレンジングオイルを使っても汚れを落とせなかった場合や、マスカラの汚れを長時間放置してシミになってしまった場合には、酸素系漂白剤によるお手入れがおすすめです。事前に衣服の洗濯表示を確認した上で作業しましょう。その際は、酸素系漂白剤を40~50℃程度のお湯に混ぜて、汚れの付いた服を漬けておくと、シミを落とせる可能性があります。 なお、塩素系漂白剤は脱色による色落ちなどのトラブルが懸念されるため、使用しないようご注意ください。必ず酸素系漂白剤を使って染み抜きを行いましょう。
汚れは擦らずに優しく叩くようにして落とす
マスカラの汚れを落とす作業では、汚れ部分を強く擦るのは避けておきましょう。擦ることによって繊維の間にマスカラがこびり付いて落ちにくくなってしまったり、かえって汚れが広がってしまったりするおそれがあります。いらなくなった歯ブラシを使う場合も、汚れ部分を優しく叩いたり、なでたりして落とすよう心がけましょう。
水洗い不可のものは無理矢理洗わない
衣類の中には、水洗い不可のデリケートな素材もあります。一般的に水洗いNGとされているのは、シルク・ウール・カシミヤ・レーヨンなどの素材です。また、衣服によっては素材にかかわらず、繊細で傷みやすいため水洗いができないケースも存在します。洗濯表示を確認して洗い方を判断すると良いでしょう。 洗濯表示では、水洗いできない製品に「水洗い不可」のマークが示されています。水洗い不可の製品は、家庭で洗濯機や手洗いによるお手入れができません。水洗いによって生地にダメージが生じたり、風合いが変化したりするおそれがあるため、マスカラ汚れが付いてしまったらクリーニングを検討しましょう。水洗い不可の製品のほかにも、長持ちさせたいお気に入りの服は、クリーニングに出してプロに任せたほうが安心です。
関連記事:「レーヨンをクリーニングに出す基礎知識|素材の特徴と要注意ポイント」関連記事:「カシミヤは自宅で洗濯できる?正しい手順と失敗時の対策、お手入れ方法」
お気に入りの服に付いてしまったマスカラは「せんたく便」にお任せ!
ブラウスやニットなど、お気に入りの服にマスカラが付いてしまったら、便利な「せんたく便」でシミを落としましょう。どなたでも簡単にお使いいただけるクリーニングサービスをご紹介します。
「せんたく便」とは?
「せんたく便」は60年以上の歴史を持つ、老舗の宅配クリーニングサービスです。お気軽にご利用いただける宅配サービスでありながら、高品質なクリーニングを提供しています。プレス・仕上げ作業のすべてを職人が手作業で行うため、お気に入りの服やデリケートな服のお手入れにも適しています。
「せんたく便」の料金のメリット
「せんたく便」の宅配クリーニングでは、服に付いたマスカラなどの染み抜きに無料で対応いたします。ほかにも、ボタン取付け、毛玉取り、再仕上げなどが無料のため、安心してご利用ください。もちろん、宅配クリーニングを利用する際の往復配送料も無料です。 サービスでは、洗濯物の上限を5点や10点に定めたパック料金を採用しています。2回目以降はリピート割引が適用されるのでさらにお得です。追加で花粉防止加工や撥水加工などのオプションも付けていただけます。メニューについて詳しくはWebサイトをご覧ください。
服に付いたマスカラは正しい落とし方でケアしましょう!
メイク用品のマスカラが服に付いてしまったとき、シミを落とす流れや押さえておきたい注意点をお伝えしました。華やかな目元を演出するマスカラには、落ちにくさを重視したウォータープルーフタイプの商品が多くなっています。 衣服に付いてしまったら、クレンジングオイルを使った方法で落とすか、クリーニング専門店をご利用ください。染み抜き無料の「せんたく便」なら、マスカラ汚れの付いた洋服にも対応可能です。