コラム | 2023-02-27
サテンは自宅で洗濯できる?生地の特徴と正しい洗い方・注意点
サテンは自宅で洗濯できる?生地の特徴と正しい洗い方・注意点
洋服の生地によっては、自宅で洗えないことが少なくありません。つやつやとした光沢があり、デリケートな素材に分類される「サテン」もその一つです。 サテン生地の原料によっては、クリーニング店でしか洗えない場合があります。無理に洗うと生地を傷めたり、縮み・変色の原因となったりするため注意が必要です。 そこで今回は、サテンの洗濯に関する基本知識をご紹介します。生地の特徴や取り扱い方法、洗濯時の注意点などを深掘りしますので、ぜひ参考にしてください。
サテンの特徴と洗濯時の注意点
サテンの洋服を自宅で洗濯したいときは、意識したいポイントがいくつかあります。ここでは、サテン生地の特徴と洗濯する際の注意点を解説します。
サテン生地の特徴
サテンとは、繻子織り(しゅすおり)で織られた生地の名称です。サテンという生地があるのではなく、あくまでも織り方の名前となります。ツヤのあるポリエステルや絹、綿、ナイロンなどを原料に使い、より艶やかでなめらかにするための織り方です。 サテンの生地には、さらっとした肌触りと光沢感があります。ただ、摩擦や負荷に弱く、非常にデリケートな生地といえます。シワが付きやすく、強く引っ張ると簡単に裂けてしまうことも。生地が傷むと破れやすくなるため、取り扱いには注意が必要です
サテンが使用される主な衣類
サテンはおしゃれ着や、衣類の裏地などに使用されます。主に、女性用ドレスやブラウス、パーティー衣装、チャイナドレスなどにサテンが多用されています。光沢が美しく、綺麗なドレープを出しやすいため、華やかな洋服に仕上がることが魅力です。 また、サテンはジャケットやコートの裏地にも多用されています。いずれもサテンの特徴であるなめらかな肌触りを活かしており、着心地に優れ、脱着がしやすい洋服です。さらにシルクや綿の素材は、男性用シャツやパジャマなどにも使われます。
サテンを洗濯する際の注意点
サテン生地の洋服を洗う場合、まずは洗濯表示を確認します。「洗濯可能マーク」や「手洗いマーク」がついている場合、自宅で洗えることがわかります。また、サテンは非常にデリケートな生地であるため、基本的に手洗いがおすすめです。 一部の「洗濯可能マーク」があるサテンの衣類は、洗濯ネットを使用し、弱い水流で洗うコースを選ぶといいでしょう。こうすることで、洗濯中に生じる摩擦を防ぎやすくなります。 摩擦は生地を傷める要因であり、サテン特有の気持ちいい肌触りや、独特のツヤ感が損なわれる可能性があるため気をつけましょう。 また、シワが残ったり傷がついたりしやすいため、サテンの洋服は裏返して洗濯するのがおすすめです。型崩れ防止にも効果的で、衣類へのダメージを最小限に抑えられるでしょう。 ただし、素材の種類によっては色落ちする可能性があるため、事前に色落ちチェックをしておくと安心です。方法は簡単で、サテン生地の目立たない箇所に洗濯洗剤を垂らします。数分置いたら濡らしたタオルで軽く叩き、タオルに色が付くか確認してください。 色落ちが起こる場合、自宅で洗濯するのは避けましょう。特にサテンは熱に弱く、洗い方を誤ると縮み・変質・変色の原因となります。サテンのようにデリケートな洋服は、プロであるクリーニング業者に任せるのがおすすめです。
サテンを自宅で洗濯する方法
サテンの洋服には、手洗いや洗濯機で洗えるものがあります。ここでは、サテンの洋服を自宅で洗濯する方法を解説します。
手洗いする場合
- Step1.つけ置き洗いをする
洗面器やたらいに、水と中性洗剤を入れて洗濯液を作ります。続いて、サテンの服を裏返し、軽くたたんだ状態でつけ置きします。そのまま15分ほど放置し、汚れを浮かせてください。
- Step2.ゆすり洗いをする
つけ置きが完了したら、洋服の端を手でつかみ、ゆすり洗いをします。摩擦によるダメージを防ぐため、優しく扱うよう意識します。
- Step3.よくすすいで脱水する
2回ほど水を換えて泡が出なくなるまですすぎ、洗濯ネットに入れて短時間脱水します。サテンは吸水性がない素材であるため、脱水せずにそのまま干してもかまいません。あえて脱水をしないことで、生地がシワになりにくくなります。
- Step4.シワを伸ばして陰干しする
サテンはシワや型崩れが起こりやすい生地であるため、干し方には細心の注意を払います。よくシワを伸ばして形を整え、日陰に吊り干ししましょう。直射日光を当てると変色・変質の可能性があるため注意が必要です。 シワが残ってしまった場合、当て布をし、低温のアイロンをかけて伸ばします。サテンは熱に弱いため、アイロンを使う際は気をつけましょう。最初に目立たない場所で試してから、徐々に残りの部分をアイロンがけしていくのがコツです。
洗濯機を使用する場合
- Step1.裏返して洗濯ネットに入れる
ポリエステル製のサテンなど、丈夫な素材を使用している洋服は洗濯機で洗えることがあります。洗濯機を使う場合、裏返して洗濯ネットの大きさに合わせてたたみ、洗濯ネットに入れてください。型崩れ防止のため、ボタンやファスナーがついている服は、すべて閉じておきましょう。
- Step2.弱い水流のコースで洗う
洗濯機の「手洗いコース」や「ドライコース」といった弱い水流で洗えるコースを選びます。たとえ洗濯機で洗えるサテンでも、洗濯によるダメージを最小限に抑えるのが望ましいためです。とりわけサテンは、少しのほつれや傷み、ひっかかりでも目立ちます。種類によっては色移りしやすいため、できるだけ単体で洗うことをおすすめします。
- Step3.脱水後、シワを伸ばして陰干しする
サテンは10秒程度の脱水でも乾きやすい生地です。短時間の脱水をした後、シワを伸ばして風通しのいい場所で陰干ししましょう。脱水時間の短縮はシワ防止にも効果的です。
デリケートなサテンのお手入れは「せんたく便」におまかせ!
サテンはデリケートで、日々の洗濯においても気を使う素材です。「洗うのが難しい」と感じたら、「せんたく便」をはじめとするプロの力を借りましょう。ここでは、宅配型クリーニングサービス「せんたく便」の特徴や魅力を解説します。
「せんたく便」とは?
「せんたく便」は、創業60年以上を誇る宅配型クリーニングの老舗サービスです。宅配型クリーニングとは、宅配便で洗濯物を発送し、クリーニングされた衣類などを自宅で受け取れるサービスのこと。 外出不要かつ電話・WEBで申し込めることから、忙しくてクリーニング店に行く時間がとれない方にもおすすめのサービスです。 「せんたく便」では5点パックや10点パックなど、複数点をまとめてクリーニングに出すパック形式の料金形態を採用しています。これは素材・衣類の種類を問わず、洗濯物の数とオプションの有無で料金が決まるシンプルな仕組みです。 サテンなどのデリケートな洋服も一律料金でクリーニングできます。さらに往復送料無料、再仕上げ無料など、さまざまな嬉しいサービスをご用意しています。
「せんたく便」の最速パックがおすすめの理由
「せんたく便」では複数のパックを用意していますが、サテンにおすすめなのは「最速パック」です。「最速パック」は最短5営業日でお届けするスピード対応が特徴のサービスで、1点1点丁寧に検品し、素材や汚れに合わせて適切な処置を行います。 もちろん、デリケートなサテンも綺麗に仕上がります。熟練職人よる「アパレル仕上げ」なら、大切なサテンの洋服を美しくお手入れできます。毛玉取り・染み抜き・ボタン取り付け・ファスナー修理なども無料です。リピート割引など、使えば使うほどお得な特典も満載です。 なお、「最速パック」には「最速5パック」と「最速10パック」の2種類があり、それぞれ5点・10点がクリーニングの上限となります。数え方は衣類ごとに異なるものの、 一般的な洋服であれば「1着=1点」です。上限に近い点数の服を出すほどお得になるため、ぜひご家族分のアイテムなどもまとめてご依頼ください。
サテンの洗濯方法を正しく理解してお手入れしましょう!
サテンはデリケートな性質があり、洗濯にも配慮が必要な生地です。ご自宅で洗う場合、正しい洗濯方法を確かめてから実践しましょう。そもそも洗濯ができない生地の場合や、適切なお手入れができるか不安な場合などは、 ぜひ「せんたく便」にお任せください。素材を熟知した職人が丁寧に作業するため、驚くほど綺麗に仕上がります。まずは「せんたく便」の公式サイトから、特徴やサービス内容をチェックしてみてください。