コラム | 2023-05-09
洗濯で色移りしてしまったらどうする?主な落とし方と予防法
洗濯で色移りしてしまったらどうする?主な落とし方と予防法
洗濯による悩みのひとつに、「色移り」があります。色移りとは、洗濯することにより衣類の染料が水に溶け出し、ほかの衣類に移ってしまうことを指します。 白物と色物、柄物を分けずに洗濯したら、白いシャツに色柄物の色が移ってしまったという経験がある方も多いのではないでしょうか。 色移りを防ぐためには、普段から予防に努めることが大切です。そこで今回は、色移りしてしまった場合の落とし方のコツや予防法をご紹介します。
洗濯で色移りしたときの対処法
色移りしてしまう原因は多岐にわたります。万が一、色移りしてしまった場合は、できるだけ早めの対処が肝心です。まずは、洗濯で色移りしてしまったときの対処法からご紹介します。
色移りはなぜ起こる?
色移りとは、洗濯中に水に溶け出した衣類の染料により、一緒に洗った衣類が染まってしまうことを指します。脱水中に染まってしまうケースや、脱水後に放置したことで移るケースがあります。 生地を染める際、顔料や染料の定着には水の性質が重要です。硬水は、比較的染料の堅牢度が低いため、色が落ちやすい傾向にあります。 特に海外では、中国やヨーロッパを中心に硬水地域が数多く存在するため、海外製の洋服を洗濯する際は十分注意しましょう。 色移りしたときのシミは、食べこぼしのシミなどに比べて簡単には落としにくいのが特徴です。乾くと色が定着してしまうため、色移りを落とすなら早めの対処が肝心といえます。
色移りの落とし方は?
- ・基本の落とし方
Step1.洗面器やバケツに50℃程度のお湯を張り、色移りした衣類を浸けます。
お湯の温度が高いほど移った色が落ちやすくなりますが、衣類の種類によって耐熱温度が異なり、熱いお湯が使えない場合があるため注意しましょう。 使用できるお湯の温度は、洗濯表示で確認できます。
- Step2.酸素系漂白剤を入れ、30分~1時間つけ置きします。
色移りを落とすにはアルカリ性洗剤が効果的です。衣類に使用される染料は酸性のものが多いため、アルカリ度の高い粉末タイプの酸素系漂白剤を使用すれば、より効果が期待できます。 色移りした部分はゴシゴシこすらず、軽く押し洗いする程度にとどめましょう。時間が経った頑固な色移りには、重曹をプラスするとさらに落ちやすくなります。
- Step3.通常どおり洗濯する
色移りが落ちているのを確認し、洗濯機にかけて通常どおり洗濯しましょう。つけ置きで落としきれなかった色移りでも、この段階できれいに落とせることがあります。
- ・デリケート素材の色移りの落とし方
デリケート素材とは、麻(リネン)・毛(ウールやカシミヤ)・絹(シルク)などを指します。 洗濯方法は基本の手順と同じで問題ありませんが、アルカリ性の洗剤が使えないため中性洗剤を使用してつけ置き洗いをするのがポイントです。 デリケートな素材のため、お湯の温度にも十分注意しましょう。失敗したくないお気に入りの衣類の色移りは、クリーニング店に任せるのが安心です。
- ・白物の色移りの落とし方
基本の手順は同じですが、白物は塩素系漂白剤を使用できます。頑固な色移りなら、色素を分解する働きがある還元系漂白剤を使用しても良いでしょう。 塩素系漂白剤を使用する場合は、効力が強いため長時間のつけ置きは控え、他の洗剤との併用も避けるようにしてください。 塩素系漂白剤や還元系漂白剤は、使い方や規定量を間違えると生地を傷めてしまう可能性がある点に留意が必要です。
洗濯時の色移りを防ぐ方法
色移りの原因を事前に回避することで、洗濯時の色移りリスクの軽減が可能です。ここでは、洗濯の際に色移りを防ぐ方法をご紹介します。
色分けしてから洗濯する
色移りは色が濃いものから薄いものへと移ってしまうため、白物と色柄物を分けて洗濯すれば、色移りリスクが軽減されます。 新しい衣類ほど色移りしやすいため、初めて洗濯する際は単独洗いがおすすめです。
クエン酸で色止めする
すすぎの段階でクエン酸(お酢)を入れると、クエン酸の成分が繊維と染料の結びつきを強化してくれるため色落ちを軽減できることがあります。 塩にも色止め効果があるため、クエン酸がない場合は代わりに入れても良いでしょう。
色移り防止シートを使用する
色移り防止シートとは、色素や汚れを吸着する働きがあるシートのこと。洗濯中、水に溶け出した染料を吸収してくれるため、色移り防止に役立ちます。 シートを入れて通常どおり洗濯するだけで手軽に色移りを防止できるため、分けて洗うのが面倒な方や、まとめ洗い派の方におすすめです。
裏返して洗濯ネットに入れて洗濯する
衣類は主に表面に多くの染料が使われているため、洗濯物を裏返すことで色移りのリスクを軽減できることがあります。 さらにネットに入れて洗濯すれば、ほかの衣類との摩擦が軽減されたり、直接触れ合ったりすることがないため、色移りが起きにくくなるでしょう。 可能であれば、手洗いすることでさらに色移りリスクは低くなります。
中性洗剤を使用する
一般的な洗濯用洗剤は洗浄力が強いため、染料が溶け出してしまっている可能性があります。 おしゃれ着用洗剤などの中性洗剤を使用すれば、衣類を優しく洗いあげるため色が移りにくくなるでしょう。
脱水後はすぐに干す
脱水後、洗濯槽に衣類が重なりあった状態で放置していると、色が移ってしまうことがあります。 とくに、白物と色柄物を分けずに洗濯した場合は注意が必要です。衣類同士の長時間の密着を防ぐために、洗濯後は速やかに干すようにしましょう。
色移りした洗濯物も「せんたく便」にお任せ!
どんなに気をつけて予防していても、思わぬところで色移りしてしまうことがあります。デリケートな衣類や大切な衣類に色移りしてしまったら、「せんたく便」にお任せください。
クリーニング店で色移りを落としてもらう場合の料金相場
色移りをクリーニング店で落としてもらう場合は、多くの場合染み抜きのオプションをつける必要があります。 染み抜きの料金は、色移りした衣類の素材やシミの範囲によって値段が変わることもありますが、目安は500~5,000円程度です。 店によっては無料で染み抜きに対応してくれることもあるため、依頼時に確認してみてください。
宅配クリーニング「せんたく便」の料金設定
「せんたく便」は、創業から60年以上続く宅配クリーニングの老舗です。注文後は運送業者が自宅まで集荷に訪れるため、自宅にいながらクリーニングを利用できるのが最大のメリットといえるでしょう。 各パックの料金とオプション料金のみの、わかりやすい値段設定も魅力のひとつです。送料や手数料は無料です。色移りしてしまった衣類の染み抜きやボタン取り付け、毛玉取り、ファスナー修理なども無料の範囲で行っていますので、お気軽にご利用ください。 「せんたく便」では、お預かりした衣類を一つひとつ丁寧に検品し、素材や汚れに合わせた方法で適切に処理しています。クリーニング店に持ち込みにくい高価な服やデリケートな素材の服でも、料金一律でお得にクリーニングが可能です。オプションにて、撥水加工や防虫・防カビ加工、花粉防止加工などを利用できるため、ご希望に合わせてお選びください。
せんたく便の「最速パック」の費用
「最速パック」とは、最短営業日で配達可能なスピード宅配クリーニングです。「最速5パック」や「最速10パック」などの種類があり、それぞれ衣類の数は5点・10点を上限としています。 ただし、専用のバッグやダンボールの容量に上限があるため、ダウンなどのかさばる衣類を入れる場合は点数が少なめになる可能性があります。 「最速パック」は、衣替えなど、シーズンの終わりにまとめてクリーニングに出す際に便利なサービスです。それぞれ、2回目以降の利用がお得になるリピート割引も使えます。
色移りは予防が肝心!万が一の場合はプロに任せよう
洗濯物に色移りしてしまった場合の対処法や予防法をご紹介しました。色移りは、しっかり予防することでリスクを減らすことができます。 それでも色移りしてしまったときは、できるだけ早めに対処しましょう。 失敗が心配なお気に入りの服や、デリケートな素材の服の染み抜きは、ぜひ「せんたく便」にお任せください。