コラム | 2024-03-22
古着は自宅でも洗濯OK?正しく洗う方法と注意点、アイテム別のコツ
古着は自宅でも洗濯OK?正しく洗う方法と注意点、アイテム別のコツ
「おしゃれな古着を購入したけれど、洗濯して良いか判断がつかない……」という方も多いのではないでしょうか。 古着によっては汚れや匂いが染みついていることがあるため、なるべくきれいに洗い上げたいところです。 今回は、古着を自宅で洗濯する場合の方法やポイント、注意点をご紹介します。また、Tシャツやデニムなど、アイテム別に洗濯のコツもお伝えします。 古着の洗濯にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
古着は自宅で洗濯しても良い?
古着を洗濯できるかどうかは、アイテムによって異なります。自宅で水洗い可能な素材であれば、洗濯しても問題ないでしょう。 ただし、新品の服と同様に洗ってしまうと、傷みやシワの原因になってしまうことがあります。アイテムに合わせた方法で洗うことが大切なポイントです。 また、風合いを損ねないよう、古着を洗わずにそのまま着たいという方もいらっしゃるかもしれません。ただ、アイテムによっては臭いやシミなどが付いていることがあります。 その場合、なるべくきれいに洗ってから着用したほうが良いでしょう。
古着を洗濯する際の注意点
古着を傷めずに洗うためには、洗い方や洗剤の種類などに気をつけることが重要です。ここでは、古着を洗濯するときの注意点を解説します。
なるべく手洗いする
古着を傷めないためには、できるだけ優しく手洗いすることがおすすめです。経年で劣化した部分のある古着は、洗濯機にかけることで型崩れしてしまう可能性もあります。 生地が破れてしまうこともあるため気をつけましょう。
中性洗剤を使う
古着を優しく洗い上げるためには中性洗剤を活用することもポイントです。一般的な洗濯用洗剤には弱アルカリ性や中性などの種類があります。 弱アルカリ性のほうが洗浄力は高いものの、生地を傷めやすくなってしまうため、中性洗剤を選ぶと良いでしょう。 また、蛍光増白剤や漂白剤の成分が入っているものも避けたほうが無難です。古着によっては変色や色落ちの原因となることがあるため注意しましょう。
洗濯表示を確認する
洗濯する前に、古着に付いている洗濯表示をチェックしましょう。手洗い不可のマークがある場合は自宅で洗濯できないため、クリーニング店へ持ち込むことがおすすめです。 また、アメカジなどがお好きな方はインポート古着を購入することも多いのではないでしょうか。海外の洗濯表示は日本のものとは異なるため、意味を調べた上で正しい洗濯方法を選ぶことも大切です。 例えば、アメリカで作られた製品の場合、洗濯表示は英語で書かれています。「Machine wash」と書かれていれば洗濯機の使用が可能です。 「Dry cleaning only」とある場合はドライクリーニングのみ可能なため、自宅で洗わずにクリーニング店へ出しましょう。
洗濯機を使う場合の主な注意点
洗濯表示を見て、洗濯機使用可のマークがある場合は、洗濯機を使って洗うことができます。古着は丁寧に畳んで洗濯ネットへ入れ、「手洗いコース」「ドライコース」などで洗いましょう。 色物と白物は一緒にせず、分けて洗濯します。また、一度に大量の洗濯物を詰め込むと摩擦で毛玉ができたり、色移りしたりといったトラブルも考えられます。 大切な古着は一点ずつ洗濯機へ入れることがおすすめです。
自宅で古着を正しく洗濯する方法
古着を洗う前に必要な手順を確かめておくことが大切です。ここでは、自宅で古着を洗うときの基本的な方法を解説します。
古着の手洗いに必要なもの
手洗い用の洗面器やたらい、おしゃれ着用の中性洗剤、ハンガーなどを準備します。型崩れを防ぐため、ハンガーは幅の広いものを選ぶことがおすすめです。
古着を手洗いする手順
古着は以下のような流れで洗うことが基本です。
- ぬるま湯をたらいに張っておしゃれ着用洗剤を溶かす
- 古着を入れて優しく押すように洗う
- 2~3時間程度浸け置きする
- しっかりとすすいでから水気を切る
- 風通しの良い日陰を選んで自然乾燥させる
古着の匂い・汚れを取る方法
古着には、使っていた人の汗や皮脂、古着屋のお香、防虫剤など、さまざまな匂いがしみこんでいることがあります。 手洗いしても取れなかった場合、酸素系漂白剤を使ってみることも一つの方法です。 酸素系漂白剤は皮脂汚れや黄ばみなどを落としやすいほか、気になる匂いにも効果があることがあります。 50~60℃のお湯に溶かして古着を浸けてみましょう。ただし、事前に洗濯表示を見て、酸素系漂白剤の使用が不可となっていないか確かめることが大切です。
古着を乾かす方法
古着は基本的に日陰で乾かしたほうが良いといわれています。天日干しだと紫外線の影響で色落ちする可能性があるためです。 室内干しの場合は除湿器やサーキュレーターなどを駆使し、素早く乾かすことが大切です。生乾きの状態が続くと臭くなってしまうため気をつけましょう。
【アイテム別】古着を洗濯する際のコツ
古着と一口にいっても多彩な種類があり、それぞれ適切な洗濯方法が異なります。ここでは、自宅で洗濯可能な古着を洗うときの、アイテム別のポイントをご紹介します。
Tシャツ
Tシャツは比較的丈夫な生地が使われているといわれていますが、古着の場合は耐久性が落ちてしまっていることがあります。丁寧に優しく洗うことが大切です。 基本的に、Tシャツは裏返して洗いましょう。襟や袖などに付着した皮脂汚れを落としやすくなります。 表側にプリントや装飾などがある場合も、裏返して洗濯することで色落ちや脱落を防げるでしょう。
デニム
デニムを洗うときは色落ちに注意したいところです。古着デニム専用の洗剤も販売されているため、必要に応じて活用しましょう。 基本的には浸け置き洗いで、色落ちが心配であればお湯ではなく水を使います。浸け置き時間は10~30分程度にとどめましょう。 生地を擦らないようにしながらゆすり洗いして、しっかりすすいだ後に脱水します。裏返して干すと色あせを防ぎやすくなるでしょう。
ニット
ニット素材の服はしみこんだ匂いが気になるという方も多いのではないでしょうか。古着特有の匂いを取りながら洗うためには、酸素系漂白剤を併用することがおすすめです。 ニットを浸け置き洗いするときに、おしゃれ着用の中性洗剤と酸素系漂白剤を溶かしてぬるま湯に入れましょう。縮みを防ぐため、お湯の温度は30℃以下にすることがコツです。 30分~1時間ほど浸けたら洗い流して乾燥させましょう。ハンガーに吊るすと型崩れする可能性があるため平干しを行います。
レザージャケット
レザー素材の中には水洗い可能なものがあります。おしゃれ着用中性洗剤で浸け置き洗いしましょう。すすぎが終わったら脱水します。 レザージャケットは傷みやすいため、洗濯機に入れる前にバスタオルで全体を包みましょう。脱水時間は30秒~1分にとどめます。型崩れを防ぐために日陰で平干ししましょう。 また、完全に乾く前にレザー用のオイルやトリートメントを塗っておきましょう。そのまま乾くとシワができたり、硬くなったりすることがあります。乾いた後にも再びオイルを塗ってあげましょう。
ナイロンジャケット
ナイロンジャケットは洗濯機で洗えるものもありますが、ダメージを防ぎたい場合は手洗いすることがおすすめです。洗濯機を使う場合は脱水時間を短くしてシワを防止しましょう。 ファスナーやボタンはしっかりと閉めてから洗います。また、ナイロンは熱に弱い素材のため、乾燥機の使用は避けましょう。 シワができやすいもののアイロンも使わないほうが良いため、洗濯後にしっかりと伸ばしてから干すことが大切です。
レースの付いた服
レースのように繊細な装飾が付いた衣類は、手洗いしたほうが良いでしょう。おしゃれ着用洗剤で浸け置き洗いして、力を入れて擦らないように気をつけながら押し洗いします。 水気を切るときに強く絞ってしまうと形が崩れてしまうため、タオルを使って水分を吸い取ると良いでしょう。
「古着の洗濯で困ったらクリーニング店に任せることがおすすめ!」
古着は自宅で洗うこともできますが、アイテムごとに取り扱い方法は異なるため、しっかりと洗濯表示をチェックすることが大切です。 洗濯を失敗したくない大切な服や、自宅で洗えない服などは、ぜひプロの業者へ任せましょう。その際は、宅配クリーニングの「せんたく便」をご検討ください。 「せんたく便」なら洗濯したい洋服を店舗へ持ち込む必要がなく、忙しい方も気軽にご利用いただけます。 洗濯のプロが一つひとつの衣類に合った方法で洗うため、自宅では扱いの難しい古着の汚れもきれいに落とせます。 シミ抜きや毛玉取り、ボタン取り付けなども無料です。ぜひお気軽にご利用ください。