コラム | 2023-05-12
ウィッグがチリチリになる原因|修復するための対処法は?
ウィッグがチリチリになる原因|修復するための対処法は?
自由自在なヘアスタイルを叶えるウィッグは、おしゃれやコスプレなどを楽しむ上で欠かせない重要なアイテムです。 ただ、「ウィッグを使い続けるうちに、毛先がチリチリになってしまった……」というお悩みを持つ方もいるのではないでしょうか。 ウィッグがチリチリになる原因や、修復方法を押さえて、大切なウィッグをきれいな状態に保ちましょう。 本記事では、ウィッグで注意したいダメージや、チリチリになってしまった場合の対処法をご紹介します。
ウィッグがチリチリになる原因
ウィッグの見た目がチリチリになってしまう場合、どのような原因が考えられるのでしょうか。ウィッグの毛材の取り扱いやお手入れに関して、注意したいポイントを解説します。
人工毛の形状記憶能力の低下
ウィッグがチリチリになってしまう原因のひとつに、人工毛の劣化があげられます。ウィッグには、化学繊維(合成繊維)の人工毛が用いられることがあります。 人工毛とは、人工的に作られた毛で、形状記憶能力があるのが特徴です。スタイリングしやすいのがメリットですが、一般的に熱に弱い素材であり、ダメージを受けて劣化すると形状が崩れやすくなります。 ドライヤーやヘアアイロンによる熱のほか、サウナなど高温の環境にも注意が必要です。結果として、ウィッグの表面が傷んでチリつきが起こってしまうケースも考えられます。 人工毛の中には、耐熱性を高めた「耐熱ファイバー」という種類もあります。一般的な人工毛と比べると、高温に強い傾向にありますが、耐熱温度は素材によって異なります。 そのため、たとえ耐熱のウィッグであっても、ドライヤーやヘアアイロンを使用する際は、事前に耐熱温度を確認しておくことが大切です。
シャンプーのやり過ぎ
ウィッグのお手入れの際は、定期的にシャンプーを行う必要がありますが、洗いすぎは傷みにつながるため好ましくありません。 特に、人毛のウィッグはシャンプーを行う度に、油分が洗い流されていきます。油分不足からパサつきが生じ、チリチリになりやすいので注意が必要です。 特に、頭皮に直接触れる部分は汗・皮脂によって汚れやすく、意識的にシャンプーをするケースが多いといえます。 シャンプーを行うことは大切ですが、高頻度で洗い過ぎるとパサつきを招くため、適切なタイミングでお手入れを続けましょう。 また、シャンプーの後にトリートメントなどで油分を与えるケアを行うのも有効です。
静電気による人工毛の傷み
人工毛のウィッグは、素材の性質から静電気が発生しやすい傾向にあります。化学繊維の毛材が衣類や肌にこすれたり、毛材同士で摩擦が起こったりすると、静電気で毛先が複雑に絡んでしまうケースも少なくありません。特に冬場は乾燥しやすく、静電気が発生しやすいので、ウィッグの取り扱いに注意が必要といえます。 静電気の影響で、毛先が絡みあった状態でブラッシングをすると、強引にほどかれた際にダメージが生じます。毛材に強い力を加えると傷みの原因となるため、丁寧にブラッシングを行うことが大切です。蓄積された傷みにより、ウィッグがチリチリになってしまう可能性も考えられます。ウィッグ専用のスプレーで静電気の発生を抑えたり、正しい方法でブラッシングしたりして、できるだけ傷みを防ぎましょう。
ウィッグのチリチリを直す方法
チリチリになってしまったウィッグには、以下の対策をお試しください。毛材の性質に合わせた方法で、現状よりも見た目を改善できる可能性があります。
耐熱性ウィッグの場合
人毛や耐熱ファイバーなど、熱に強い素材でできた耐熱性ウィッグは、ヘアアイロンを使用してチリチリになった繊維を伸ばしましょう。 ただし、耐熱温度を超えた高温では毛が溶けるおそれがあるためご注意ください。 まずはお手入れの前にシャンプーを行い、皮脂などの汚れを落としておきます。シャンプーは髪の毛用ではなく、ウィッグ専用品を使うことがおすすめです。 乾燥させたら、ブラシを使って優しく形を整えましょう。ブラッシングでは、初めにチリチリになっている毛先をといてから、順番に上方向にといていきます。 ヘアアイロンは低温状態からスタートして、少しずつ温度を上げていくのがコツです。耐熱温度にもよりますが、設定温度は80~90℃から、高くても120℃を目安にしましょう。 アイロンをかける際は、少量の毛を少しずつ挟んで伸ばしていきます。大量の毛をまとめて挟むと、部分的に多くの熱が加わり、傷みの原因となるため注意が必要です。
非耐熱性ウィッグの場合
熱に弱い非耐熱性ウィッグには、ドライヤーやヘアアイロンを使うことができません。そのため、チリチリになった部分をはさみでセルフカットするのが基本の対策となります。 ただし、セルフカットには失敗のリスクが伴うため、自信がなければウィッグカットやリペアの専門店に依頼したほうが安心です。
チリチリになったウィッグは「せんたく便」でメンテナンス
もしもコスプレ用ウィッグがチリチリになってしまったら、専門店でメンテナンスする方法もあります。家庭でのケアが難しいときは、「せんたく便」が提供するメンテナンスサービスをご利用ください。
「せんたく便」とは?
「せんたく便」は、創業60年以上を誇る老舗の宅配型クリーニングサービスです。ネットからクリーニングを依頼すると、宅配業者が洗濯物の集荷に伺います。 洗濯物は工場へと送られ、クリーニングが完了した後に自宅まで届く、便利な仕組みになっています。店舗へ足を運ぶ必要がなく、手軽に衣類をクリーニングできるのが魅力です。 また、パック料金とオプション料金の組み合わせで費用が決まる、シンプルな料金形態を採用しているので、安心してご利用いただけます。
「せんたく便」のウィッグに関するサービスとは?
「せんたく便」の新しいサービスとして登場したのが、ウィッグの修理・メンテナンスです。洗濯物と同様、宅配サービスとなるため、ご自宅から気軽に送っていただくことができます。 チリチリのウィッグも、縮れ毛修復によってしっかりと綺麗な状態に戻せます。ほかにも、ウィッグのクリーニングやツヤ調整、根起こし調整など、各種メンテナンスをご利用可能です。 増毛やベース補修などの修理メニューもあるため、ウィッグのリペアをご希望の場合はご検討ください。
「せんたく」便のコスプレパックとは?
コスプレ用ウィッグのお手入れと併せておすすめしたいのが、コスプレ衣装に特化したクリーニングサービスの「コスプレパック」です。 各種コスプレ衣装のほか、衣装やマント、リボンなど小物のクリーニングまで対応しています。「コスプレパック」のクリーニングは、プロの手により1点1点丁寧に仕上げます。 最大60日間の長期保管が可能なため、クローゼットのスペースを空けたい場合にも便利です。コスプレを楽しむ方は、ぜひサービスをご活用ください。
チリチリになったウィッグはメンテナンスで修復を!
コスプレ用ウィッグや医療用ウィッグなど、各種ウィッグをお使いの方へ向けて、チリチリになったウィッグの修復についてお伝えしました。 ウィッグは、お手入れや日常使用により傷みが生じて、チリチリになってしまうことがあります。 家庭で修復する方法もありますが、プロによるメンテナンスを利用するのもおすすめです。ウィッグのケアでお悩みの際は、「せんたく便」にお任せください。