カレーの染み抜き｜自宅での洗濯方法と時間が経った汚れの落とし方

外でおいしくカレーうどんを食べていたにもかかわらず、白いシャツに黄色く変色したカレーのシミが付いたら気分は落ち込むでしょう。 カレーのシミは時間が経過するほど落ちにくくなり、クリーニング店で何度も洗ってもらう必要があるため厄介です。しかしそのまえに、外出先でできる応急処置を施せば、洗濯する際に、シミがきれいに取れて再び洋服が着られるようになるでしょう。 なぜカレーのシミは落ちにくいのか、汚れの特徴やシミの落とし方、外出先でできる応急処置の方法について見ていきましょう。

カレーの汚れの特徴

なぜカレーの汚れは落としにくいのでしょうか。その大きな理由は、カレーに含まれるスパイスにあります。

水で洗っただけでは落としにくい

衣類に付着する汚れには、水に溶けやすい水溶性の汚れと水に溶けにくい油溶性の汚れがあります。カレーはこの2種類の汚れが混ざった混合性の汚れであるため、水で洗っただけでは落としにくいです。

洗濯しても黄色い汚れが残りやすい

カレーの汚れを洗濯しても、薄い黄色のシミが残ることがあります。カレーにはターメリックというスパイスが含まれており、クルクミンという黄色い色素を持っています。クルクミンには、時間が経過するほど繊維と結合するという性質を持っているため、どうしても黄色いシミが残りやすいのです。

自宅で行うカレーの染み抜き方法

衣類に付着した黄色いシミは、遠くから見ても目立つため、自宅またはクリーニング店できれいに落としましょう。

染み抜き前に洗濯表示を確認する

衣類を洗濯する前に、必ず洗濯表示を確認します。以下のようなマークがついている場合は、水洗い不可なため自宅で洗濯できません。クリーニング店のドライクリーニングメニューで洗ってもらう必要があります。

また以下のマークが記載されている場合は、塩素系および酸素系漂白剤が使用できません。

上記の2つのマークが片方でも記載されている場合は、自宅での洗濯は難しいと思っていいでしょう。そのためクリーニング店へ依頼すると安心です。

カレーの染み抜きで準備するもの

カレーの染み抜きは、若干の根気が必要です。自宅で洗濯できる場合は、はじめに以下の道具をそろえましょう。

• ・食器用中性洗剤
  
• ・酸素系漂白剤　※使用可能な場合のみ
  
• ・タオル
  
• ・歯ブラシまたは綿棒
  
• ・洗面器

食器用洗剤は、液体内に界面活性剤を含んでおり、油溶性の汚れを落としやすくしてくれます。漂白剤が使用可能なら、生地への負担をできるだけ軽くする酸素系漂白剤を使用しましょう。

カレーの染み抜きの手順

道具をそろえたら、以下の手順に沿って染み抜きを行います。

布団の状態が悪ければリフォームも検討する

• Step1.
  まずは表面の大まかな汚れを落とします。汚れを広げないようにタオルで拭き取るのがポイントです。
  
  
• Step2.
  シミの裏側に洗剤をつけます。シミの部分を裏返し、下にタオルを敷きます。シミの表面とタオルが接するようにし、うえから洗剤をつけます。
  
  
• Step3.
  歯ブラシでシミをトントンと叩きます。汚れの上から歯ブラシで叩きますが、広げないよう、擦らず叩くのがコツです。シミの範囲が狭ければ、綿棒でトントンと叩きましょう。
  
  
• Step4.
  汚れが落ちたら水またはお湯で洗い流します。熱いお湯のほうが洗浄力は高いですが、衣類へのダメージが大きいです。色落ちや型崩れに注意してぬるま湯をかけましょう。
  
  
• Step5.
  洗濯ネットへ入れて、洗濯機の通常コースで洗います。

カレーの染み抜きでやってはいけないこと

カレーの染み抜きをする際に、水道水で濡らしてこすってはいけません。油溶性を含んだ汚れは落ちにくく、シミを広げる可能性があります。 また、濡れたおしぼりやティッシュでこすってはいけません。外出先でカレーをこぼしても慌てて擦らず、おしぼりでシミの部分を少しずつつまんで、少しでも汚れを洋服から移すようにしましょう。

時間が経った場合のカレーの染み抜き方法

カレーのシミは時間が経過するほど落ちにくくなります。しかし、時間がたってからシミに気づくこともあるでしょう。そのときは次の対処法をお試しください。

酸素系漂白剤を使用する

頑固な油溶性の汚れには、漂白剤が効果的な場合があります。しかし色落ちする可能性があるため、洗濯表示で使用可能と記載があっても、必ず漂白剤をつけた綿棒などで服の目立たない部分を叩きます。色移りや色落ちの心配がない場合は酸素系漂白剤が使用できます。

• Step1.
  まず前章の手順で通常の染み抜きを行います。そのあとに酸素系漂白剤をシミの部分につけて、10分ほど放置します。つけるときは、漂白剤を少しずつ染み込ませていくイメージです。漂白剤によっては水で薄めて使用する場合もあるため、パッケージの記載を確認しながら使用しましょう。
  
  
• Step2.
  酸素系漂白剤でも落ちない場合は、重曹の利用もおすすめです。重曹はアルカリ性で、油汚れやタンパク質を分解する働きがあります。重曹、酸素系漂白剤、台所用洗剤を混ぜて使用すると良いでしょう。
  
  
• Step3.
  水またはお湯でしっかり洗い流し、洗濯機で洗います。ほかの衣類へシミが移らないよう洗濯ネットに入れて洗うのがおすすめです。
  
  
• Step4.
  洗ってもまだ黄色いシミが残る場合は、天日干しをしましょう。まず天日干しが可能な衣類か、洗濯表示を確認します。カレーのスパイスの一つターメリックに含まれるクルクミンは、太陽の紫外線で分解されやすい性質を持っています。 そのため天日干しをすれば、シミが薄くなる可能性があります。ただし長時間の天日干しは色褪せを引き起こす恐れがあるため注意が必要です。

クリーニング店に依頼する

水洗い不可、またはカレーのシミが自宅でなかなか落とせない場合は、クリーニング店へ依頼しましょう。家事や育児で、洗濯物をクリーニング店へ持ち込む時間がない方は、宅配クリーニングの「せんたく便」がおすすめです。 せんたく便とは宅配クリーニングの老舗で、これまでに膨大な数のクリーニングを行ってきた実績があります。自社工場で全工程を行うため、洗濯物の管理が行き届き、ほかの店舗で預かった衣類と混ざることはありません。 営業時間を気にせず、インターネットから24時間注文できます。衣類をダンボールに詰めておけば、配送業者が集荷に伺い、最短5営業日で自宅までお届けします。またせんたく便は、国家資格を取得した職人が、生地の特性を考慮して、染み抜きやボタン付けを無料で施します。そのためこれまで悩まされていたカレーのシミともおさらばです。

カレーの染み抜きは洗濯表示の確認から

カレーにはターメリックというスパイスが含まれており、クルクミンという黄色い色素成分が、しつこいシミの原因であることがわかりました。 シミを綺麗に落とすには、手洗いまたは洗濯機による自宅洗濯、クリーニング店での処置が必要です。自宅かクリーニング店か、どちらで洗うかは洗濯表示を確認しましょう。水洗い可能の記載があれば自宅で洗えますし、水洗い不可の場合はクリーニング店へ依頼する必要があります。 クリーニング店で洗ってもらいたくても、家事や育児で忙しい人もいるでしょう。そんなときにはクリーニングの依頼から受け取りまで自宅で完結する宅配クリーニングがおすすめです。 宅配クリーニング「せんたく便」なら、プロの洗濯で衣類を清潔にし、職人による染み抜きやボタン付けの料金は無料。宅配クリーニングの快適さを試してみてください。

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