コラム | 2024-03-22
古着独特の匂いを取るには?自宅で可能な消臭法と洗えない場合の対策
古着独特の匂いを取るには?自宅で可能な消臭法と洗えない場合の対策
おしゃれな古着を買ったものの、独特の匂いが気になってしまうという方も多いのではないでしょうか。古着の中には強い匂いが付いてしまっていて、 自宅のお手入れで完全に取り除くのは難しいものもあります。せっかく入手した古着を気持ちよく着るためには、どのような方法で消臭すれば良いのでしょうか。 今回は、古着の匂いの主な原因や匂いの取り方などをご紹介します。独特の匂いを取る方法にお悩みの方は、ぜひ参考にご覧ください。
古着の匂いの主な原因
古着に染みついている匂いには、使っていた人の汗や生活臭など、さまざまな理由があると考えられます。 ときには、複数の原因が組み合わさり、強い匂いを放つこともあります。まずは、古着の匂いの主な原因を確かめていきましょう。
前の持ち主の汗や皮脂、体臭
古着を以前着用していた人の汗や皮脂、体臭が繊維の奥まで染み込んでしまっていることがあります。皮脂や汗などは雑菌が繁殖する原因となり、結果として匂いが発生することがあるのです。
防虫剤
古着をしまっておく際に使っていた防虫剤の匂いが服に染みついていることがあります。無臭タイプの防虫剤もありますが、ナフタリンやパラジクロロベンゼンといった防虫成分が使われていると、独特の臭いが残ってしまうことがあるようです。
ホコリ
古着が保管されていた店舗や倉庫などでホコリをかぶってしまい、匂いがついてしまうことがあります。 新品の衣類であれば出荷までビニールで包まれていることもありますが、古着の場合は裸のままで放置されることも珍しくありません。そのため、保管中にホコリが付きやすくなってしまいます。
生活臭(タバコ、ペットなど)
古着を持っていた人の生活臭も匂いの原因になります。例えば、喫煙者であればタバコの煙が染みついていることがあるでしょう。 犬や猫などのペットを飼っていた場合も、匂いがついてしまっている可能性があります。
古着屋のお香
古着屋では、古着特有の匂いを軽減するため、お香を焚いていることがあります。店舗で長く保管されていた古着は、特にお香の匂いが染み込んでいるでしょう。
石油系溶剤
古着をクリーニングに出していた場合、ドライクリーニングで使われる石油系溶剤の匂いが残っていることがあります。 一般的には石油系溶剤の匂いは仕上げ工程までに揮発するため、強く残ることはありません。 業者の溶剤管理やクリーニング工程などに不備があると、溶剤の匂いが残ることもあるようです。 信頼できるクリーニング店へ依頼することで、こういった匂いの発生は防げるでしょう。
古着の匂いを取る主な方法
古着の匂いを自分で取りたいときは、水洗いや漂白剤を使った浸け置き洗いなどを試してみることがおすすめです。ここでは、古着の匂いを取るための主な方法をご紹介します。
洗濯機で洗濯する
まず試してみたいのが古着の水洗いです。自宅の洗濯機を使って洗ってみましょう。その際は、必ず古着の洗濯表示を確認することが重要です。 古着によっては水洗いできないことがあるため、無理に洗うのはやめてクリーニングへ出しましょう。 洗濯機で洗う場合は、おしゃれ着用の中性洗剤を使うことがおすすめです。弱アルカリ性の洗濯洗剤は汚れを落としやすいものの、中性洗剤よりは生地を傷めやすくなっています。 デリケートな古着には中性洗剤を使ったほうが良いでしょう。
重曹で浸け置きする
重曹による浸け置き洗いでも消臭効果が期待できます。重曹は弱アルカリ性のため、皮脂や汗などが原因の酸性汚れ・匂いを落としたいときにおすすめです。 ぬるま湯に重曹を溶かして、30分~1時間程度浸け置きしましょう。その後は通常と同じように洗濯します。
お酢やクエン酸で浸け置きする
お酢やクエン酸などは酸性のため、アルカリ性の汚れや匂いに効果を発揮することがあります。タバコや尿などの匂いを取りたい場合は、お酢やクエン酸による浸け置きを試してみましょう。 主な手順は重曹と同じで、30分~1時間ほど浸け置きしてから洗濯します。
長期間天日干しする
直射日光の当たる場所で衣類を干すと、紫外線の効果で殺菌でき、古着の匂いを抑えられることがあります。 洗濯後は天日干しをすることで、さらに古着の匂いを取り除きやすくなるでしょう。乾くまでの時間が早くなり、生乾きの匂いを防ぎやすくなることもメリットです。 ただし、天日干しをすると紫外線によって衣類の色があせてしまう可能性がある点に留意が必要です。特にウールや綿などの天然素材は気をつけましょう。
古着を洗えない場合の匂いの取り方
古着によっては自宅で洗うことが難しい場合があります。ここでは、洗えない古着の匂いを取るコツやおすすめアイテムなどをご紹介します。
スチームアイロンを使う
スチームアイロンはシワを伸ばしたいときだけではなく、消臭・脱臭したいときにも活用できるアイテムです。高温の蒸気を当てて衣類を殺菌することで、匂いが取れることがあります。 特にタバコやペット、防虫剤などの匂いに効果が期待できるでしょう。ただし、服によってはスチームアイロンが使用できないことがあります。 洗濯表示に「アイロン不可」「スチーム禁止」などの表記がある場合は使用を避けましょう。
消臭スプレーを使う
市販の消臭スプレーをかけることで、一時的に古着の匂いを抑えられることがあります。まずは目立たない場所に少しだけ吹きかけてみて、変色しないか確かめましょう。 問題なければ全体にスプレーをかけて消臭します。ただし、消臭スプレーだけでは匂いの原因を根本的に解消することは難しいでしょう。
クリーニング店に出す
洗えない古着の匂いをしっかりと落としたいときは、クリーニング店へ出すことがおすすめです。 クリーニング店であれば自宅で水洗いできない衣類の汚れや匂いをきれいに落とすことができます。デリケートな素材の服や、洗濯失敗したくないハイブランドの古着なども、プロへ任せると安心です。
「古着の匂いを徹底的に落としたいならクリーニングも検討しましょう!」
古着には体臭や生活臭など、さまざまな原因による匂いが付着していることがあります。自宅で洗って匂いを取ることも可能ですが、アイテムによっては洗濯が難しいこともあるでしょう。 古着の気になる匂いを取り除くなら、クリーニング店を利用することもおすすめです。 宅配クリーニングの「せんたく便」は、お預かりした衣類に合わせた適切な方法でクリーニングを行い、匂いもしっかりと落とします。 染み抜きやボタン取り付け、毛玉取りなども無料で、プロのスタッフが丁寧に仕上げをした上で指定の住所へお届けします。 お気に入りの古着をお手入れしたいときは、ぜひ「せんたく便」をご利用ください。