コラム | 2023-09-22
セーターの型崩れしにくい干し方は?跡がついたときの対処法も解説
セーターの型崩れしにくい干し方は?跡がついたときの対処法も解説
ファッションアイテムとしても、寒い季節の防寒着としても重宝するセーター。セーターはウールや綿、アクリルなどの毛糸で編まれており、上着として使用されるのが一般的です。 デリケート素材で作られていることが多いため、洗濯するときはおしゃれ着用洗剤で手洗いしたり、収納方法やお手入れ方法を工夫したりする必要があります。 また、洗濯後の干し方を誤ると、型崩れを起こしたり、跡がついたりする恐れがあるため注意が必要です。今回は、セーターの干し方について注意すべきポイントをご紹介します。 跡がついてしまったときの対処法なども合わせて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
セーターの干し方で気をつけたいポイント
セーターの美しさを保ち、長く愛用するためには、正しい干し方が欠かせません。まずは、セーターの干し方で気をつけたいポイントをご紹介します。
重みを分散させる
セーターを洗濯すると、生地が水分を吸収し重くなります。この水分の重みが型崩れの原因となるため注意しましょう。セーターを干すときは、なるべく重みを分散させることが重要です。 たとえば、セーターの肩部分をハンガーにかける場合は、肩幅に合わせて均等に広げるよう心がけましょう。これによって生地にかける負担を軽減し、型崩れを予防できます。
生地が傷みにくく乾きやすい場所で干す
セーターを屋外で干す場合は、干す場所にも注意が必要です。直射日光は素材を劣化させる可能性があるため、生地の傷みを防ぐために陰干しを選びましょう。 さらに、風通しのいい場所で干すことで、生地が均一に乾きやすくなります。屋内の場合は、浴室乾燥機を利用するか、サーキュレーターやエアコンを活用するのもおすすめです。
セーターが型崩れしにくい干し方
セーターの型崩れを防ぐには、干し方が重要なポイントです。ここでは、お家にあるものや100均で手に入る洗濯グッズを使った、型崩れしにくい干し方をご紹介します。
平干しで干す方法
セーターの型崩れを防ぐなら、平らな場所に広げて干すのがコツです。脱水後の衣類を広げたまま干すことで、重みが均等に分散され、型崩れが起きにくくなります。 また、平干しネットを利用することで、セーターを保護しながら干すこともできます。平干し用のネットは100円ショップやホームセンターなどで入手可能です。 1段または多段になっているものや折りたたみ式のものなど、さまざまなタイプがそろっているため、洗濯するセーターの量や大きさに合わせて選んでみてください。 靴下や小物を干すピンチハンガーの上面を利用して平干しをする方法もあります。
【イメージ画像:平干しネット】
【イメージ画像:ピンチハンガー上面】
物干し竿に直接かけて干す方法
物干し竿に直接かける方法も、型崩れを防ぐのに効果的です。物干し竿はハンガーよりも幅が広いため、衣類が広がりやすくかけている面の跡がつきにくくなります。 セーターの袖は、垂らさないように干すことで生地の伸びを防ぐことができます。ニット素材のスカートやワンピースなど、長めの衣類を干す際にも利用できる方法です。
【イメージ画像:物干し竿】
ハンガーで干す方法
セーターをハンガーにそのまま干すと、肩部分にハンガーの跡がついてしまうため注意しましょう。ハンガーで干す場合は、ハンガーを2本使って干すのがおすすめです。 1本目のハンガーにセーターをかけ、袖部分を肩へ向けて斜めにクロスさせるようにかけます。その後、2本目のハンガーにセーターの裾部分をかけましょう。 こうすることで、重みが分散されて型崩れしにくくなります。乾燥を早めたいときは、一度ある程度乾いたら袖の重なっている部分を左右逆に入れ替えると良いでしょう。
【イメージ画像:ハンガー干し手順1】
通常通りハンガーにセーターをかけてから、両袖をクロスさせるように肩にかけます。
【イメージ画像:ハンガー干し手順2】
もう1本のハンガーにセーターの裾をかけて重さを分散させましょう。
セーターに型崩れを起こったときの対処法
セーターに型崩れが起こったり跡がついてしまったりしたときは、適切な対処をすることで改善できます。ここでは、セーターに型崩れが起こった際の効果的な対処法をご紹介します。
セーターの型崩れやシワが気になる場合は、スチームアイロンの活用で改善が期待できます。ただし、使用前に必ず洗濯表示を確認し、高温禁止やあて布必須などの表示がないかを確認してください。 跡がついた部分や、型崩れが気になる部分にスチームアイロンをあて、軽く蒸らしてみましょう。このとき、スチームアイロンを生地に密着させると、傷んでしまう可能性があります。 少しアイロンを浮かせてスチームのみをあてるようにしてください。スチームアイロンをあてた後は、日陰や室内で自然乾燥させましょう。 生地が縮んでしまっている場合は、優しく引っ張って伸ばすことで元の形に戻せることがあります。一方、生地が伸びてしまっている場合は、生地を優しく握るようにして形を整えると良いでしょう。 スチームアイロンがないときは、ドライヤーと霧吹きで代用可能です。霧吹きで水をセーターの気になる部分に吹きかけ、ドライヤーの熱風をあてれば、スチームと同じような効果が得られます。 いずれの方法も使用時は高温になるため、火傷に注意しましょう。
セーターに型崩れが起こらないようにする保管方法
セーターを保管する際も、気をつけていないと型崩れしやすくなるため注意が必要です。こちらでは、型崩れを防ぎながら保管する方法を解説します。
セーターをハンガーにかけたまま収納すると、ハンガーの跡がつきやすく、型崩れが起こることがあります。型崩れを防ぎながら収納するなら、畳んで収納するのがおすすめです。 とくにシーズンオフに収納する際は、洗濯後にアイロンをかけてから収納すると良いでしょう。アイロンをかけることで、洗濯で落とし切れなかった害虫の卵や幼虫を死滅させることができます。 セーターはかさばるため、収納場所に余裕がないときは衣類圧縮袋の使用がおすすめです。圧縮袋にセーターを入れて空気を抜き、袋を密閉することでセーターのかさばりを軽減できるため、スペースの節約に役立つでしょう。 ただし、圧縮袋から出した際にはシワがついていることが多いため、スチームアイロンなどでシワを伸ばす必要があります。
セーターの干し方・保管方法にお悩みならクリーニング店の活用を!
セーターは洗い方や干し方、保管方法を誤ると、型崩れなどの原因になります。大切なセーターの美しい状態をできるだけ長く保つためには、クリーニング店の活用がおすすめです。
セーターを上手に洗濯・保管するならクリーニング店の利用がおすすめ
お気に入りのセーターの型崩れを防ぎながらきれいな状態を保つなら、洗濯のプロであるクリーニング店に依頼するのも一つの手です。 素材ごとに適した洗濯方法や型崩れを防ぐ保管方法など、専門的な知識と技術をもっているクリーニング店に依頼しましょう。 また、クリーニング店によっては、シーズンオフ時の衣類の保管サービスを用意しています。適切な保管方法や虫食いの心配、自宅の収納スペースを気にせずに済むため、ぜひ活用したい便利なサービスです。
セーターの保管に便利な「せんたく便」の保管パック
「せんたく便」は宅配クリーニングサービスの老舗で、セーターをはじめとしたさまざまな衣類の洗濯と保管を行っています。宅配クリーニングのため、衣類の受け渡しをすべて自宅の玄関先で行えます。 さらに、便利な保管パックというサービスを提供しており、クリーニング後の衣類を最長11カ月間無料で預けることが可能です。とくに自宅の収納を圧迫する厚手のセーターや、かさばりやすい衣類の衣替え時などにおすすめできます。 お預かりした衣類は、イオン発生機完備の専用室内で衣類します。クリーニング料金と保管料金が組み合わされているため、追加料金が発生することはありません。
セーターの美しさを保つなら干し方と保管方法がポイント!
セーターを型崩れせずに干す方法や、おすすめの保管方法などをご紹介しました。型崩れや洗濯後のシワなどに悩まされないよう、適切なケアを行いましょう。 デリケート素材のセーターや、どうしても失敗したくないセーターの洗濯なら、クリーニングのプロに任せるのもおすすめです。 「せんたく便」なら自宅の玄関先で衣類の受け渡しが可能で、最長11カ月の保管サービスも行っております。料金はクリーニング料金に含まれているため、安心してご利用いただけます。 セーターの美しさをキープしながら便利に衣替えをするなら、ぜひ「せんたく便」をご活用ください。