コラム | 2023-02-08
生乾き臭を消すにはどうする?効果的な4つの対策と3つの予防方法
生乾き臭を消すにはどうする?効果的な4つの対策と3つの予防方法
天気が悪い日が続いたり湿度が高かったりと、洗濯物がなかなか乾かない時期があります。こうした時期は、生乾き臭に悩まされやすいのが難点です。生乾き臭は、もう一度洗濯したり、消臭スプレーをかけたりしても消えないことがあります。 衣類やタオルなどから嫌なニオイが取れず、対処に困ったことがある方は多いのではないでしょうか。そこで今回は、生乾き臭が発生してしまう原因を解説した上で、生乾き臭を消す対処法と予防法をご紹介します。生乾き臭にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
生乾き臭の原因や発生しやすい条件
いつも通り洗濯したはずなのに、なぜ生乾き臭は発生してしまうのでしょうか。まずは、生乾き臭の原因や、どんな条件がそろうと発生しやすくなってしまうのかなどの基礎知識を解説します。
生乾き臭の原因とは?
生乾き臭の主な原因は、洗濯物の雑菌や落としきれなかった汚れなどです。雑菌のなかでも、とくに「モラクセラ菌」が排出するにおいが生乾き臭の原因とされています。モラクセラ菌とは、水分や繊維にしみ込んだ皮脂汚れを栄養分として増殖する雑菌の一種です。 汗をかいたときに着用していた服などを湿った状態のまま放置すると、モラクセラ菌が増殖して臭いが発生しやすくなってしまいます。モラクセラ菌は熱に弱く、60℃以上であれば10~20分で死滅するという特徴があります。生乾き臭を消すには、「熱」が効果的といえるでしょう。
部屋干しは生乾き臭が発生しやすい?
室内は屋外に比べ風通しや日当たりが悪く湿気がこもりやすいため、洗濯物が乾きにくくなります。湿っている時間が長くなる分、雑菌が繁殖しやすくなり、結果として生乾き臭が発生しやすくなってしまうのです。 生乾き臭を防ぐなら、汚れをしっかり落とし、洗濯物をできるだけ早く乾燥させるのがポイントです。早く乾燥させれば、生乾き臭の原因である雑菌の繁殖が抑えられます。 部屋干しの場合は、サーキュレーターや扇風機の風を当てるなどの方法で工夫するのがおすすめです。エアコンの除湿モードや除湿機、浴室乾燥機などを活用することも臭い対策になります。 ただ、天日干しでも生乾き臭を完全に予防できるとは限りません。モラクセラ菌は紫外線に強いため、天日干ししても湿っている時間が長ければ生乾き臭が発生する可能性があります。すぐに乾かせるように干すことが大切です。
生乾き臭を消す4つの対策と3つの予防方法
生乾き臭は、モラクセラ菌という雑菌が排出する臭いが主な原因とされています。こちらでは、洗濯した衣類に生乾き臭が発生してしまったときの対策と予防のコツをご紹介します。
生乾き臭を消す方法
- 高温のお湯につけ置きする
60℃以上の高温のお湯に衣類を、20分ほどつけ置きしてから洗濯する方法です。生乾き臭の主な原因とされるモラクセラ菌は熱に弱いため、60℃以上のお湯で簡単に除菌できます。ただし、衣類の種類によっては、お湯の温度の上限が定められている場合があるため、事前に洗濯表示でチェックしておきましょう。 また、一般的な洗濯機の洗濯槽は、耐熱温度が50℃前後とされています。洗濯槽でのつけ置きは避けて、熱湯に耐久性のあるたらいや洗面器などでつけ置きするのがおすすめです。
- アイロンをかける
洗いあがった洗濯物に、アイロンをかけて除菌する方法です。中~上の温度(約150℃)で、衣類が乾燥するまでアイロンをかけます。臭いと一緒にシワも取れるため、アイロンがけが必要なワイシャツやブラウスなどにおすすめの方法です。加熱不足の場合、臭いが取りきれない可能性があるため注意しましょう。
- コインランドリーを利用する
コインランドリーの乾燥機は、100℃前後まで温度が上がります。家庭用の乾燥機よりもパワフルでファンのサイズも大きいため、ふんわりと柔らかく仕上がり、モラクセラ菌などの雑菌を除去できるのがメリットです。 ただし、毎回使用すると衣類に負担がかかってしまうため、コインランドリーの乾燥機は月1回程度を目安に利用するのがおすすめです。
- 酸素系漂白剤を使用する
殺菌効果のある酸素系漂白剤につけ置きする方法です。50℃のお湯に、粉末タイプか液体タイプの酸素系漂白剤を適量溶かし、1~2時間つけ置きしてから通常通り洗濯洗剤で洗いましょう。酸素系漂白剤の効果が発揮されやすいとされる温度は、50℃とされています。 塩素系漂白剤は、色落ちしてしまう可能性があるため色柄物には不向きです。白物以外の衣類をつけ置きする際は、塩素系漂白剤を使用しないよう注意しましょう。酸素系漂白剤なら、抗菌効果や消臭効果も期待できます。
生乾き臭を予防する方法
- ・汚れた衣類はすぐ洗濯するようにする
汗などで湿った衣類をすぐに洗濯せずにためておくと、モラクセラ菌が増殖してしまう可能性があります。湿った衣類や濡れてしまった衣類は、すぐに洗えば雑菌の繁殖を防ぐことができます。洗濯して脱水した後も放置せず、すぐに干して早めに乾燥させることが大切です。
- ・洗濯物を一度に詰め込みすぎない
洗濯機に洗濯物を詰め込みすぎると、汚れを落としにくくなります。週末などに、一週間分の洗濯物をまとめ洗いする習慣のある方は注意が必要です。洗濯物の量は洗濯槽の7~8割程度を目安にすると、全体に洗剤がいきわたりやすくなり、すすぎも十分に行えます。 また、ドラム式洗濯機の場合、洗濯できる量と乾燥容量が異なっている可能性があります。一般的には、乾燥容量のほうが洗濯容量よりも少なく設定されていることが多いようです。乾燥不足も生乾き臭の原因になるため、ドラム式洗濯機で洗濯後にそのまま乾燥まで行っている場合は注意しましょう。
- ・お風呂の残り湯をすすぎに使用しない
節水のために、お風呂の残り湯を洗濯に使用する家庭も多いでしょう。お風呂の残り湯は、雑菌が増殖している可能性があります。そのため、お風呂の残り湯は「洗い」のときに使っても問題ないものの、「すすぎ」のときは水道水を使うほうが良いとされています。残り湯を使う際は、すすぎだけは水道水になるよう設定しましょう。
生乾き臭を消すには「せんたく便」の利用もおすすめ
衣類に残った嫌な生乾き臭を消すには、臭いの原因である雑菌を熱の力で死滅させることが大切です。生乾き臭が発生してしまい対処に困っているときは、ぜひ「せんたく便」をご利用ください。
生乾き臭対策におすすめの「せんたく便」の魅力
「せんたく便」は、創業から60年以上続く宅配クリーニングの老舗です。注文後、運送業者が自宅まで集荷に伺うため、自宅にいながらにして手間なく便利にクリーニングのサービスが利用できます。 各パックの料金とオプション料金のみの、わかりやすい値段設定が魅力の一つです。往復の送料や手数料などは無料のため、クリーニング店に持ち込みにくい高価な服でもお得にクリーニングができます。 オプションにて、撥水加工や防虫・防カビ加工、花粉防止加工などの利用も可能です。強力な乾燥機でしっかり乾燥させるため、生乾き臭の原因になる雑菌を除去できます。
「せんたく便」の最速パックとは?
「最速パック」は、お預かりから最短5営業日でお届け可能な、スピードが魅力の宅配クリーニングプランです。専用のバッグやダンボールの容量を上限として利用できます。5パックと10パックの2種類があり、それぞれ5点・10点が上限となっています。 料金一律のため、クリーニング費用が高額になりがちなコートやダウンなどもお得にお手入れ可能です。それぞれリピート割引が使えるため、2回目以降はよりお得にご利用いただけるのもポイントです。 また、「せんたく便」はお預かりした衣類を一つひとつ丁寧に検品し、素材や汚れに合わせた方法で適切に処理しています。染み抜き・ボタン取付け・毛玉取り・ファスナー修理などは無料で行っているため、お届け後はすぐに気持ちよく着用していただけるでしょう。
頑固な生乾き臭を除去するなら「せんたく便」がおすすめ
生乾き臭は、湿った衣服に増殖した雑菌が発する臭いが原因とされています。一度発生してしまうとなかなか取れませんが、熱を加えたり漂白剤を使ったりすることで除去できます。 熱による対処が難しい洋服をお手入れしたい場合や、自宅で生乾き臭が取りきれなかった場合などは、ぜひ「せんたく便」のプロのクリーニング技術にお任せください。