コラム | 2023-02-27
手洗いで洗濯する方法|メリットと向いている衣類、洗い方の主な種類
手洗いで洗濯する方法|メリットと向いている衣類、洗い方の主な種類
洗濯機を使って落ちない汚れは、「手洗い洗濯」で集中的に洗うことをおすすめします。洗濯機とは違ってピンポイントの汚れに効果的で、頑固な泥汚れやペン汚れなどを落としたいときにもぴったりです。手洗い洗濯は2タイプ、8種類の洗い方があるため、衣類のコンディションや生地に合わせてやり方を変えましょう。 今回は、手洗い洗濯の基礎知識をご紹介します。いずれも自宅で実践できる洗い方ですので、ぜひ参考にしてみてください。
手洗いで洗濯するメリットと、向いている衣類
手洗いとは、衣類などを手でもみ洗いする洗濯方法の一種です。汚れを落としやすかったり、色落ち・色移りを防止できたりする特徴があります。ここでは、手洗い洗濯のメリットや適している衣類について徹底解説します。
手洗いで洗濯するメリットとは?
手洗いは、一着ずつ集中的に洗うことで頑固な汚れを落としやすいメリットがあります。洗濯機の手洗いコースよりも細かく洗えるため、デリケートな衣類に向いています。 また、力加減をコントロールすることで、洗濯機を使うときよりも生地へのダメージや型崩れを防ぎやすくなる点もメリットです。そのため、お気に入りの洋服はなるべく手洗い洗濯するのが望ましいでしょう。 また、ピンポイントな汚れは、部分洗いやつまみ洗いで効率的に落とせます。洗濯機で十分に洗えないと判断した場合は、なるべく手洗いするのがおすすめです。
手洗い洗濯がおすすめの衣類とは?
「手洗いマーク」のある衣類は原則、手洗いで洗濯します。衣類の種類や素材により洗濯マークは異なるため、あらかじめ洗濯表示を確認することが大切です。 なかでも装飾のある衣類、薄手で汚れが目立つ衣類、型崩れしやすいニットなどは手洗い洗濯をおすすめします。いずれも洗濯機で洗うと生地が傷んだり、縮んだりするおそれがあるためです。 また、ナイロンやポリエステルは、洗濯で縮みやすい素材として有名です。こうした生地も、基本的に手洗いをおすすめします。デリケートと判断される衣類・素材は、洗濯マークを確認した上で洗いましょう。
手洗い洗濯を避けたい衣類とは?
「水洗い不可」と「ドライOK」の洗濯表示がある衣類は、洗濯機の使用を避けることがおすすめです。手洗い不可マークがある衣類は、洗濯機の使用はもちろん、手洗いもNGです。ただし、その場合はドライOKのマークがあることも少なくありません。 ドライOKとは、「ドライクリーニングは可能」であることを表すマークです。ドライクリーニングは有機溶剤を使う洗濯処理で、自宅では行えません。クリーニング店に持ち込むようにしましょう。
手洗い洗濯の方法と下準備
手洗い洗濯は、衣類を丸ごと洗う「全体洗い」とピンポイントの汚れを落とす「部分洗い」に大別され、さらに細かい洗濯処理方法があります。ここでは、手洗い洗濯のやり方や下準備をご紹介します。
手洗いで洗濯する際の下準備
手洗い洗濯を始める前に、洗面器などの桶・水温30℃程度のぬるま湯・おしゃれ着用洗剤などを用意します。つけ置き洗いやつまみ洗いをする場合は、一般衣料用洗剤(粉末洗剤可)がおすすめです。 たたき洗いをする場合、別途スポンジや洗濯ブラシを用意します。なお、手が荒れやすい方はゴム手袋があると便利です。 また、衣類の種類と汚れの状態から、洗濯方法を決めるのがおすすめです。洗濯表示も確認して、どんな方法で洗うかを検討しましょう。
「全体洗い」の種類別の洗い方
全体洗いでは、衣類全体を丁寧に洗います。こちらでは4種類の全体洗いの方法をご紹介します。
- ・押し洗い
基本的な手洗い洗濯の方法です。洗濯液(洗剤液)に浸した衣類を優しく押すように洗います。押し洗いのメリットは、衣類の型崩れを防ぎやすいことです。ニットやセーター、シャツといった多くの衣類にぴったりの洗い方といえます。
- ・アコーディオン洗い
液体洗剤に浸した衣類を横から押し込むように洗います。両手で寄せて広げる動作を40~50回繰り返す動作がアコーディオンの演奏に似ていることから、この名で呼ばれます。 ブラウスなど、薄くシワがつきにくい衣類にぴったりの洗い方です。一方、伸び縮みする素材の衣類は作業性が悪く、アコーディオン洗いには不向きといえます。
- ・振り洗い
洗濯液に浸した衣類を前後に素早く振るようにして洗います。衣類の持ち手はできるだけ頑丈かつ強度のある箇所にしましょう。 薄手の部分を掴むと、シワやヨレの原因となります。また、水ですすぐ前に、衣類を桶の中で丸めてから軽く絞るのがコツです。自然乾燥の前に軽く脱水することできれいに仕上がります。
- ・つけ置き洗い
衣類を洗濯液に30分から2時間を目安につけ置きする方法です。つけ置きした後、水ですすぎ洗いを行い、手で軽く絞ります。洗濯液は、通常よりも濃く作ることがポイントです。商品パッケージに記載されている「使用量の目安」を参考にしてみましょう。
「部分洗い」の種類別の洗い方
部分洗いでは、衣類の汚れてしまった箇所のみを洗います。以下では、4種類の部分洗いの方法をご紹介します。
- ・つかみ洗い
部分洗いの基本であり、裾や袖口の汚れ落としにぴったりな方法です。やり方も簡単で、洗剤液に浸し、裾などを手のひらでつかむようにして洗います。セーターやニットなど、伸びやすくデリケートな素材におすすめです。
- ・たたき洗い
ブラシやスポンジで汚れた部分をたたくように洗う方法です。型崩れを防ぎつつ、頑固な汚れやシミを落とせます。厚手の衣類に適した洗濯方法で、 ダウンジャケットやコートの手洗いにおすすめです。なお、衣類をたたくことで毛羽立ちやすくなるため、ニットの手洗いには適しません。
- ・もみ洗い
衣類を洗濯液につけ、手で強くもむように洗う方法です。頑固な汚れをきれいにしたいときにおすすめします。汚れの度合いに合わせて用意するアイテムを変えると、より効果的に汚れを落とせます。必要に応じて洗濯板や泥汚れ向けの洗剤などを活用しましょう。
- ・つまみ洗い
衣類を洗濯液につけたら指先でつまむように洗います。指で生地をこすり合わせるのがポイントで、頑固な部分汚れを集中的に落とせるでしょう。ただし、強く握りすぎるとシワやヨレの原因となるため、力加減には注意が必要です。
手洗い洗濯の手間を省きたいときは「せんたく便」がおすすめ!
手洗い洗濯は汚れをピンポイントに落とせる分、とても手間がかかる洗い方です。家事や仕事で忙しいときは、スピーディーで手間いらずの宅配クリーニングを利用してみてください。ここでは、宅配クリーニングサービス「せんたく便」の特徴や利用方法をご説明します。
「せんたく便」の特徴と利用方法
「せんたく便」は創業60年以上の宅配クリーニングサービスの老舗です。ご自宅から洗濯物を発送した後は、最短5営業日でクリーニングされた衣類などを受け取れます。利用方法は簡単で、公式サイトの専用フォームや電話で気軽に注文可能です。 指定日に配送業者が洗濯物の集荷に伺います。専用バッグに洗濯物を入れ、付属の申込書の必要事項に記入するだけで、お手軽に発送できます。 「せんたく便」は、手洗い洗濯が欠かせないお気に入りの衣類や、デリケートな衣類の洗濯にもおすすめです。さまざまな衣類の素材や状態に合わせ、熟練の職人が1点1点手作業で処理します。自宅では難しい高品質クリーニングとアパレル仕上げが魅力のサービスです。
「せんたく便」の「最速パック」とは?
「最速パック」は、「せんたく便」のスタンダードなサービスプランです。一度に複数点の衣類をクリーニングできるパック料金を採用しています。「最速5パック」「最速10パック」 「最速10パックDX」の3種類があり、いずれも専用バッグおよび段ボールの容量に上限が設けられています。5パックは衣類5点、10パックは衣類10点が利用上限です。 一般的なクリーニング店とは違い、衣類をまとめて出すことで、1点あたりの単価を抑えられるのがポイントです。これにより、ダウンジャケットなど、クリーニング代が割高になりやすい衣類でも安く洗えます。 なお、染み抜き・再仕上げ・ファスナー修理・毛玉取りなどは無料となります。職人が手作業で処理するため、仕上がりもきれいです。お気に入りの服のお手入れに、ぜひご利用ください。
手洗い洗濯はプロにまかせて時短することがおすすめ!
手洗い洗濯は、洗濯機よりも集中的に汚れを落とせる洗い方です。しかし、衣類1点1点を細かく洗うのは時間がかかります。忙しくて時間がとれないときは「せんたく便」をはじめとする宅配クリーニングサービスの利用をおすすめします。 「せんたく便」のクリーニング工場では、全国から届いた衣類を職人が丁寧に洗濯処理しています。染み抜き・部分的な汚れ落としは手作業で行われるため、驚くほどきれいに仕上がります。「手洗い洗濯が手間……」と思ったら、ぜひ宅配クリーニングに出して時短しましょう。