コラム | 2023-02-10
ぺちゃんこの羽毛布団を復活させる方法|原因と洗濯・乾燥のポイント
ぺちゃんこの羽毛布団を復活させる方法|原因と洗濯・乾燥のポイント
羽毛布団は経年劣化により、長く使用するにつれてぺちゃんこになります。すると保温性が失われ、羽毛布団本来の良さが生かせません。ただ、実は必ずしも新品に買い替える必要がないということを知っていますか? 陰干しやコインランドリーによる乾燥、専門業者によるクリーニングおよびリフォームで、まるで新品同様に復活させることができます。また、買い換えるよりもリフォームしたほうが費用が抑えられることもあります。大切な羽毛布団をお得に長持ちさせましょう。
羽毛布団に関する基礎知識
羽毛布団は、ダウンやフェザーという水鳥の羽からとれる素材が入っており、ふっくらとしたボリュームが特徴です。そのほかにも、羽毛布団には体に優しい特徴があります。
羽毛布団とは
羽毛布団とは、中綿にガチョウやアヒルなど水鳥の羽毛を使う布団のことです。特に羽毛の「ダウン」が50%以上使われている布団を指します。ダウンとは、水鳥の胸部に生える羽毛のことで、たんぽぽの綿毛の様な形をしており、空気を含みやすいため保温効果があります。 羽毛布団の大きな魅力は軽くて暖かいことです。ダウンを多く含むため、保温性が高くふんわりとしたボリュームがあります。寝返りも打ちやすいため、身体へのストレスが少なく、吸湿性と放湿性にも優れています。汗で蒸れにくいため肌触りもさわやかです。
ボリュームダウンの主な原因
羽毛布団を長く使っていると、ボリュームダウンしてぺちゃんこになることがあります。主な原因は経年劣化による寿命がほとんどです。使用しているうちに汗や皮脂汚れがダウンにこびりつき、ダウン同士がベタベタと絡まり合います。そのためダウンが損傷し、かさ高が出なくなります。これらの要因で、羽毛布団のボリュームや保温性が失われます。 本来の羽毛は放湿性に優れていますが、汗などによる水分で、ジメジメした状態が長く続くと、繊維が固くなり元に戻らなくなります。また湿気が多いと、雑菌やダニ、カビなども発生するので早急な対応が必要です。
羽毛布団のボリュームを復活させる方法
羽毛布団は長く使用するにつれて、経年劣化によりボリュームダウンします。しかし、適切な乾燥方法を実践すれば、ボリュームがよみがえります。
天気の良い日に陰干しをする
羽毛布団の湿気を飛ばすために、陰干しで乾燥させるのが効果的です。短時間の陰干しでも、羽毛が空気を含みやすい状態に戻ります。干し方にはコツがあり、時間帯は10〜15時の間なら湿気が少ないためおすすめです。反対に、早朝は湿気が多いので干さないように注意しましょう。また干す場所は、直射日光が当たらない日陰がポイントです。日光に長時間さらして天日干しをすると、側生地(外側の生地)や羽毛が傷むためです。
コインランドリーで洗濯・乾燥する
コインランドリーの乾燥機にかけるだけでもボリュームを復活させるのに効果的です。以下の洗濯方法および乾燥方法に沿って羽毛布団にボリュームを持たせましょう。
- STEP1.
水洗いの可否とキルティング加工の有無をチェックします。洗濯表示で、水洗いが可能か確認します。水洗い不可ならコインランドリーでは洗えません。羽毛布団の専門業者か、クリーニング店へ依頼しましょう。また羽毛布団の表裏がミシン縫いされていることを確認し、キルティング加工かどうかを判断します。
- STEP2.
水洗いが可能かつキルティング加工が施されていれば、コインランドリーで洗えます。汚れやダニを落とすために布団カバーは事前に外しておき、羽毛布団の大きさにあった容量の洗濯機に入れます。シングルサイズなら15キロ前後、ダブルサイズなら25キロ前後が望ましいでしょう。
- STEP3.
大きい乾燥機を選び、羽毛布団コースで30〜60分ほど乾燥させます。取り出してみて乾きが甘かった場合は追加で乾燥させましょう。自宅に持ち帰ってから風をさらに30~60分当てると安心です。熱がこもることで内部に湿気が生まれやすいため、乾燥器の熱は冷ましておく必要があります。
洗濯・乾燥で失敗したくなければクリーニング店へ
自分で適切な洗濯・乾燥をする自信がない場合は、クリーニング店に出すのがおすすめです。特に宅配クリーニングなら、店舗への持ち込みや引き取りの手間が発生しません。またプロの職人が一点ずつ丁寧に対応するため、仕上がりも安心です。 ただしデメリットは、コインランドリーよりも高いことと、返却までの時間がかかることです。業者によって値段が異なるため、品質と安さが伴ったクリーニングを選びましょう。
布団の状態が悪ければリフォームも検討する
中綿の偏りや飛び出し、側生地の破れなどがある布団は、残念ながら状態が悪いといえます。費用はかかりますが、羽毛布団をリフォームするという選択肢もあります。 リフォームとは、布団を新品同様に仕立て直すことで、羽毛布団の場合はまず羽毛を取り出してゴミを取り除いた後、水洗いをします。その後は必要に応じて新しい羽毛を追加し、新たな側生地に詰め直します。ここまでの工程で汚れがきれいに落ちて、ボリュームが元通りになります。
「せんたく便」は羽毛布団のメンテナンスにぴったり
宅配クリーニング「せんたく便」は、通常の衣類の洗濯から羽毛布団のクリーニング、リフォームまで承っております。自社工場でプロの職人が1点ずつ丁寧にご対応します。
「せんたく便」は高品質で安い宅配クリーニング
せんたく便は、宅配クリーニングの老舗店です。インターネットや電話で注文すれば、宅配業者が自宅まで衣類の集荷に伺います。熟練の職人が1品1品丁寧に仕上げ、クリーニングが完了した羽毛布団を最短5営業日で自宅までお届けします。そのため持ち込みが大変な羽毛布団も安心してお任せいただけます。 支払いは各パック料金とオプション料金のみというシンプルな料金体制なので、気軽に注文できる点が魅力です。素材に関わらず一律料金のため、スーツやコートなど、洗濯が難しい素材の衣類は特にお得です。
「ふとんパック」は羽毛布団のお手入れに良いサービス
ふとんパックは、布団を中心とした寝具のクリーニングです。羽毛布団はもちろん、寝袋、こたつ布団、ホットカーペットカバーなども対応致します。水による洗浄法で丸洗いするため、羽毛布団のお手入れや、衣替え時のしまい洗いにぴったりです。 羽毛布団がぺちゃんこになる原因の汚れをきれいに落とし、ふかふかに仕上げます。弾力性と保温性も回復し、寝心地が改善するでしょう。また定期的に利用することで汗、皮脂、カビ、ダニ、食べかすなどによる劣化を防止するため、羽毛布団を長持ちさせる効果があります。
「羽毛布団リフォーム」で羽毛布団をよみがえらせる
せんたく便の羽毛布団リフォームは、自社工場にて専用の洗濯機を用いて一点ずつ丁寧に洗浄します。担当するのは、布団の生地や羽毛について熟知したプロの職人さんで、商品ごとに適したリフォームを心がけます。はじめに布団の羽をすべて取り出して洗浄します。完全に乾かした後は、再び布団の中へ戻します。この工程を経た羽毛布団は、新品同様の仕上がりになっており、このままお客様へお返しします。 料金やクリーニングメニューなど、詳しくはこちらをご覧ください。
「せんたく便」公式サイト https://www.sentakubin.co.jp/
寿命がきた羽毛布団はせんたく便で復活させられる
羽毛布団には寿命があり、近づくとボリュームが減り保温性が失われ、生地に穴が開いて羽が飛び出してくることもあるでしょう。 しかしあきらめるのはまだ早く、陰干しまたはコインランドリーでの乾燥により、ふっくらとボリュームをつけることができます。しかし、羽毛布団の生地や中のダウンおよびフェザーは非常にデリケートなため、復活に失敗する恐れもあります。 そのため、羽毛布団のことなら専門業者にお任せするのがおすすめです。特にせんたく便なら、羽毛布団のクリーニングはもちろんリフォームまで承ります。大切な羽毛布団は、ぜひせんたく便にお任せください。