コラム | 2023-03-03
タオルが臭いときはどうすればいい?不快なニオイの原因と対処法
タオルが臭いときはどうすればいい?不快なニオイの原因と対処法
毎日の生活に欠かせないタオルは、使っている内に汚れたり黄ばんできたりするものです。特に厄介なのは、生乾き臭と呼ばれる不快なニオイでしょう。何度洗っても落ちないニオイは、漂白剤を用いたつけ置き洗いや煮洗いで処理するのがおすすめです。 そこで今回は、タオルが臭くなる原因や対策、おすすめのクリーニングサービスをご紹介します。タオルのニオイに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
タオルが臭い原因
タオルのニオイの原因は、雑菌やカビ、洗い残しによる汚れです。ここでは、タオルがにおう原因と対策を解説します。
繁殖した雑菌
不快なニオイの多くは、雑菌が原因で発生します。たとえば、「ニオイ菌(正式名称:モラクセラ菌)」は、温度・湿度・養分・酸素の条件がそろっている環境で繁殖することが特徴です。雑菌が繁殖しやすい気温は30~40℃で、湿度が80~85%のときもっとも活発になるとされています。 特に洗面所や洗濯槽などは、雑菌にとって好条件の環境といえます。これらの場所は雑菌のエサとなる皮脂やタンパク質汚れが豊富で、気温・湿度も高くなります。 また、お風呂上がりに使用したタオルには、水分や洗いきれなかった皮脂などが付着しています。雑菌の繁殖条件を満たしているため、ニオイが発生しやすくなるでしょう。これは洗濯後すぐに干さずに放置したものや、部屋干しで生乾き状態の洗濯物も同様です。 梅雨時は特に注意が必要です。部屋干しで生乾きにならないよう、風通しを良くするなど工夫するといいでしょう。このように、タオルの洗い方や管理方法、時期などの影響により、ニオイの元となる雑菌が繁殖します。
洗い残した汚れ
洗濯で落としきれなかった皮脂汚れなども、ニオイの原因です。皮脂は空気中の酸素と反応して酸化し、独特のニオイを放ちます。洗濯物を洗濯機に詰め込みすぎていたり、洗剤の量を誤ったりすることで起こりやすい、洗い残しによるニオイが発生するのです。
繁殖したカビ
温度と湿度が高い場所は、カビにとって格好の住み家です。タオルをすぐに洗濯しない場合、洗濯機に入れっぱなしにせず、一旦干しておくといいでしょう。洗濯槽にカビが増殖していると、タオルにカビが移るおそれがあります。 この場合、洗濯槽の掃除が効果的です。洗濯槽の裏側など、手が届きにくい箇所はカビの温床になる傾向があります。塩素系の洗濯槽クリーナーなどを使い、日頃から清潔な状態に保つことが大切です。
タオルが臭いときの対処法
タオルの不快なニオイは通常、洗濯や天日干しだけでは取れません。重要なのは、ニオイの原因である雑菌の除去です。 雑菌は熱に弱く、熱を加えれば死滅させられることがわかっています。ここでは、タオルのニオイが気になるときの対処法をご紹介します。
乾燥機にかける
乾燥機付きのドラム式洗濯機や家庭用の乾燥機を利用し、ニオイの原因である雑菌を除去します。 家に乾燥機がない場合は、コインランドリーを利用しましょう。家庭用の乾燥期よりも高温で乾燥できるため、消臭効果が高くなります。
電子レンジで温める
蒸しタオルを作る要領で、タオルを電子レンジで温めて除菌します。具体的な手順ですが、濡らして軽く絞ったタオルをラップで包み、600Wで1分程度加熱するだけです。電子レンジから取り出して冷ました後、通常通り洗濯してください。かなりの高温になっているため、取り出す際は注意しましょう。 電子レンジのサイズによっては、バスタオルなどの大判なタオルが入らない可能性があります。明らかに危険と判断した場合、電子レンジを使った除菌は控えてください。また、綿100%以外のタオルはレンジにかけられません。化学繊維と電子レンジは相性が悪く、生地が傷んだり発火したりするおそれがあります。
アイロンをかける
高温のアイロンを当てて雑菌を死滅させる方法です。タオルの洗濯表示でアイロンが使えるかを確認してから行いましょう。 まずは通常通り洗濯し、脱水後のタオルにアイロンを3秒程度押し当てます。タオルの表裏、全面にアイロンをかけ終わったら、風通しのいい場所でしっかりと乾かします。
煮洗いする
大きめの鍋でタオルを煮洗いして殺菌する方法です。煮洗いは除菌に効果的である一方、タオルの繊維を傷める可能性があります。まずは洗濯表示をチェックし、60℃以上の熱湯に耐えられるかを確認してから行いましょう。 煮洗いの手順ですが、大きめの鍋にたっぷり湯を沸かし、60℃以上になったらタオルを投入します。フェイスタオルの場合、1枚あたり1リットルの水が目安です。少量の洗濯石鹸や重曹を入れておくと汚れが落ちやすくなります。 続いて、湯温を60℃以上にキープしながら20分程度火にかけます。鍋から取り出して軽く水洗いし、通常通り洗濯してください。煮洗いは生地が傷みやすいため柔軟剤で仕上げるのがおすすめです。
漂白剤でつけ置き洗いをする
白いタオルの場合、塩素系漂白剤を使用するのがおすすめです。洗面器やバケツなどに水と漂白剤を入れ、タオルを1~2時間つけ置きしましょう。つけ置き後、液剤ごと洗濯機に入れ、通常通りの洗濯方法で洗濯します。 塩素系漂白剤を使ったつけ置き洗いは、タオルの色・柄によって色落ちするおそれがあります。これは衣類と混ぜて洗うときも同じです。色柄物のタオルを洗う場合、色落ちを避けるため酸素系漂白剤を使用してください。 酸素系漂白剤を使うなら、手順が少し変わります。まずは洗面器に張ったお湯に漂白剤を溶かし、タオルを1時間程度つけ置きします。酸素系漂白剤は温水の方が効果を発揮しやすいため、50℃~60℃程度のお湯を使用するのがおすすめです。つけ置き後は通常通り洗濯して、すぐに干してください。
臭いタオルが気になったら「せんたく便」へ!
「何回洗ってもニオイが落ちない」と思ったら、クリーニングのプロに任せるのがおすすめです。ここでは、タオルのニオイが気になるときに利用したい宅配クリーニングサービス「せんたく便」の特徴や魅力をご紹介します。
タオルが臭いときに便利な「せんたく便」
「せんたく便」は、創業60年以上を誇る宅配型クリーニングの老舗サービスです。宅配便を利用して自宅から洗濯物を送ったり、クリーニングされたものが届いたりする便利なサービスです。 「せんたく便」では、5点パックや10点パックなど、複数点をまとめてクリーニングに出すパック形式を採用しています。素材・衣類の種類を問わず、洗濯物の数とオプションの有無でクリーニング料金が決まります。衣類ごとに細かく費用が変わるクリーニングサービスとは違い、シンプルでわかりやすい料金体系が好評です。 「せんたく便」の工場では、専属のクリーニング職人が何人も働いています。職人が1点1点手作業で処理し、気になるタオルのニオイをスッキリと落とします。手間をかけずにニオイのトラブルを解決したい方、時間がなくてクリーニングを利用できない方にもおすすめです。
「せんたく便」の料金システム
上記の通り、「せんたく便」では、洗濯物の上限を5点や10点に定めたパック料金を採用しています。ただし、2回目以降はリピート割引が適用され、より一層お得です。 洗濯物の往復送料は無料で、パック料金とオプション料金以外の費用はかかりません。さらに染み抜きやボタンの取り付け、毛玉取り、再仕上げなども無料で行っています。 一部、花粉防止加工や撥水加工などのオプションは有料ですが、追加すればすべてのタオル・衣類に処理されます。1点あたりの料金は割安になるので、必要に応じてご検討ください。
タオルが臭いときはクリーニングのプロにお任せ!
タオルのみならず、衣類に一度染みついたニオイはなかなか取れないものです。特に状態の悪いタオルは、何度洗ってもニオイやシミが落ちません。一般家庭では対処が難しいため、「せんたく便」のような専門業者に任せることをおすすめします。 パック料金を採用している「せんたく便」は、洗濯物の点数が上限に近いほどお得です。タオルは比較的、洗濯する枚数が多くなるため、まとめてクリーニングに出せる「せんたく便」とは相性がいいでしょう。タオルのニオイでお困りのときは、ぜひご利用ください。