コラム | 2023-07-18
ネクタイの染み抜き|家庭で洗濯するときの手順や応急処置の方法は?
ネクタイの染み抜き|家庭で洗濯するときの手順や応急処置の方法は?
ネクタイは食べこぼしや飲みこぼし、ボールペンのインクなどで意外と汚れてしまいやすいものです。付着した汚れが、気づかないうちにシミになってしまうこともあります。 染み抜きを行って、綺麗な状態を保ちましょう。ただ、ネクタイによっては家庭で洗濯できないこともあるため注意が必要です。 今回は、ネクタイの染み抜きに関する基礎知識や外出時の応急処置、おすすめのクリーニングサービスについてご紹介します。
目次
自宅で染み抜きができるネクタイ・できないネクタイ
ネクタイの種類によっては、自宅での染み抜きが難しいことがあります。いきなり洗ってしまう前に、洗濯表示を確認しておきましょう。
自宅で染み抜きができるネクタイ
洗濯表示で手洗いのマークが記載されているネクタイなら、自宅での染み抜きが可能です。洗濯桶に手を入れた図がある場合は、手洗いOKのネクタイとなります。 こちらは2016年から始まった新洗濯表示のマークです。それ以前に購入したネクタイの場合は、旧洗濯表示の可能性があります。 旧洗濯表示の場合、洗濯桶のマークに「手洗イ」の表記があるものが手洗いOKのアイテムとなります。
自宅で染み抜きできないネクタイ
洗濯桶に×印が描かれたマークがある場合は、水洗い不可のアイテムと判断できます。この表示があるネクタイは、自宅での洗濯に向いていません。 ネクタイには、ポリエステル素材やシルク素材、ウール素材、綿素材など、さまざまな素材が使われています。 なかでも、シルク素材などのデリケートな生地のネクタイは、水洗い不可のマークが付いていることが基本です。こういったネクタイの場合は、無理に染み抜きするのは避けましょう。 水洗い不可のネクタイをお手入れしたい場合は、クリーニングに出すことがおすすめです。クリーニング店であれば、ネクタイの素材に合わせた適切な方法で洗浄し、染み抜きをしてくれます。
自宅でネクタイの染み抜きを行う際の手順
手洗いOKのネクタイであれば、自宅でお手入れすることができます。家庭用中性洗剤と洗面器を用意して、染み抜きにチャレンジしてみましょう。
ネクタイの染み抜きに使う洗剤
家庭用洗剤には、弱アルカリ性や中性などのタイプがあります。 ネクタイのように優しく洗い上げたい洗濯物には、中性洗剤を使うことがおすすめです。 変色のおそれがあるため、漂白剤の使用は避けましょう。
ネクタイの染み抜きの手順
- STEP1:洗う
シミの部分に家庭用中性洗剤を直接付けて、柔らかい布などで軽くたたきます。洗面器にぬるま湯を入れ、ネクタイを浸けましょう。 お湯の中でネクタイを揺らすようにして汚れを落としていきます。生地にダメージを与えるおそれがあるため、シミの付いた部分を擦らないように気をつけましょう。 また、揉み洗いすると型崩れの原因になるため、優しく揺らす程度にとどめるのがコツです。
- STEP2:濯ぐ
汚れが落ちたら、水を交換しながら洗剤を濯いでいきます。洗剤をきちんと落とせるように、しっかりと濯ぎましょう。終わったらネクタイをバスタオルなどで挟み、水分を取っていきます。 シワにならないように伸ばしながら、タオルで優しく押さえていきましょう。
- STEP3:干す
水気がある程度取れたら自然乾燥させます。直射日光を避けて陰干ししましょう。シワになってしまった場合は、仕上げにアイロンをかけて伸ばします。 あて布をして、丁寧にアイロンがけしましょう。スチームアイロンを使って蒸気を当てるようにすることがおすすめです。温度設定はネクタイの素材に合わせ、低温から中温に調整しましょう。
外出先でネクタイにシミが付いたときの応急処置
外出中にネクタイが汚れてしまった場合、その場でできる応急処置をすることがおすすめです。時間が経つと汚れが繊維の中に染み込み、落ちにくくなるので注意しましょう。 応急処置をしておけば、帰宅後にすぐ洗い直すことでシミを落とせる可能性があります。こちらでは、外出時に役立つネクタイのシミの応急処置をご紹介します。
油など油性のシミの場合
シミの落とし方は、汚れの種類によって異なります。油汚れの場合は水で落とせないため、外出先で綺麗に洗うのは難しいでしょう。 汚れが付着したら、ひとまず乾いたティッシュで拭き取っておくことが大切です。水で濡らすとシミを広げてしまうため気をつけましょう。 帰宅したら食器用中性洗剤を使って洗うことで、汚れを落とせることがあります。
醤油やコーヒーなどの水溶性のシミの場合
水溶性の汚れであれば、水洗いで落とせる可能性があります。 シミができた箇所の裏側に布を当て、濡らしたティッシュやハンカチなどで軽くたたいてみましょう。帰宅後は中性洗剤を使って染み抜きをします。
血によるシミの場合
血液のシミは、時間が経過すると固まって落ちにくくなります。血が付いたらすぐに水で洗いましょう。 水溶性のシミと同じく、汚れの裏側に布を当ててから、濡らしたティッシュなどでたたいて落とします。 お湯を使うと血液中のたんぱく質が固まってしまい、シミが落ちにくくなるため気をつけましょう。
クリーニングでネクタイの染み抜きを行うなら「せんたく便」
水洗い不可のネクタイや、洗ってもシミが落ちないネクタイは、クリーニング店に任せることがおすすめです。 頑固なシミが付いたネクタイも、プロの技術によって新品のように洗い上がるでしょう。大事なネクタイに付いてしまった汚れを落としたいときは、ぜひ「せんたく便」をご利用ください。
ネクタイの染み抜きにおすすめの「せんたく便」とは?
「せんたく便」は、創業から60年以上続く宅配クリーニングの老舗です。お申し込みいただいた後は、配送業者が洗濯物の集荷に伺います。 店舗まで持ち込まずに済むので、手間なく簡単にクリーニングできるのが大きな魅力。クリーニング後は指定の住所まで配送します。送料や手数料は無料です。 また、「せんたく便」はパック料金+オプション料金の、わかりやすいシンプルな料金体系も好評いただいています。 クリーニングしたい衣類の種類や素材によって料金が変わらないことがメリットです。ネクタイはもちろん、スーツやワイシャツなど、さまざまな衣類をセットでお手入れできます。
せんたく便の染み抜きがおすすめの理由
「せんたく便」では、お預かりした洗濯物の染み抜きを無料で行っています。小さなシミも見逃さず、一つひとつ丁寧に汚れを落としていきます。 頑固なシミにお悩みの方も、ぜひお気軽にお申しつけください。また、「せんたく便」ではオプションサービスとして防虫・防カビ、撥水加工なども行っています。 市販の防虫剤などと異なり、衣類全体に加工するのが特徴です。臭いがなく、安全性も高いことも特徴となります。大切なネクタイを長持ちさせたいときは、ぜひオプションの加工もご利用ください。
ネクタイの染み抜きはクリーニング店に依頼するのもおすすめ!
ネクタイの染み抜きをしたいときは、最初に洗濯表示をチェックして、水洗いできるかどうかを確かめることが大切です。 自宅で洗える場合は、型崩れしないように優しく手洗いしましょう。外出先でネクタイが汚れてしまった場合は、すぐに応急処置するのもポイントです。 汚れが気になるネクタイや、自宅で洗えないネクタイは、クリーニング店に染み抜きを依頼しましょう。その際は、ぜひ「せんたく便」のサービスをご利用ください。