コラム | 2024-09-27
しまい洗いとは?衣替えに備えた洗い方と洗剤選び、収納のポイント
しまい洗いとは?衣替えに備えた洗い方と洗剤選び、収納のポイント
衣替えをしようとして、しまっておいた洋服を出したら虫食いや黄ばみがあった、という経験はありませんか? このような衣替えのトラブルは、「しまい洗い」をすることで解決できるかもしれません。 衣替えの前にしまい洗いのひと手間をかければ、お気に入りの衣類をトラブルから守り、長持ちさせることができます。 今回は、しまい洗いの洗濯方法や洗剤の選び方、収納時のポイントなどをご紹介します。
しまい洗いとは?
衣替え時にはさまざまな注意点がありますが、しまい洗いも衣替えの重要なポイントになります。ここでは、しまい洗いの意味や目的など、基礎知識をご紹介します。
しまい洗いの意味
「しまい洗い」とは、衣替えで洋服をしまう前に洗い直すことです。一度洗ったはずの服を、再度洗ってからタンスやクローゼットに収納するため、無駄な行為と感じる方もいるでしょう。 しかし、普段の洗濯では、繊維の奥に入り込んだ皮脂汚れや汗が落としきれていない可能性があるのです。
しまい洗いの目的
しまい洗いを行う目的は、日々の洗濯で落としきれなかった汚れを落とすことです。 目に見えない汗や皮脂汚れなど、落としきれなかった汚れを繊維の奥に付着させたまま収納すると、黄ばみや虫食いなどが起こりやすくなります。 しまい洗いをすることで、衣替えで長期間収納しても、黄ばみや変色、虫食いを予防できます。 たとえ一度の着用であっても、少なからず汗や皮脂はついてしまうもの。着用回数に関わらず、洗濯せずにそのまま衣類を収納するとトラブルの原因になってしまうため注意しましょう。
関連記事:「衣替えの鍵は洗濯にあり!黄ばみや虫食いから大切な衣類を守ろう」しまい洗いの方法や洗剤選び、収納のポイント
しまい洗いをするときは、通常の洗濯とは異なる方法で行うことをおすすめします。ここでは、しまい洗いの方法や洗剤の選び方、収納のポイントをご紹介します。
しまい洗いの洗剤の選び方
しまい洗いの目的は、衣服に残っている汚れをしっかり落とすことです。シミや黄ばみ、皮脂汚れなどを落とすためには、酸素系漂白剤を選ぶことがおすすめです。 酸素系漂白剤には、粉末タイプと液体タイプの2種類があります。粉末のほうが洗浄力は強い傾向にありますが、液体のほうが生地を傷めにくく、使える素材の幅が広いメリットがあります。 それぞれ特徴が異なるため、洗濯の目的に合うほうを選びましょう。
しまい洗いの方法
- Step1.酸素系漂白剤でつけ置き洗いを行う
50℃程度のお湯に酸素系漂白剤を溶かし、つけ置き洗いを行います。目に見える汚れがある場合は、部分洗いをしておきましょう。 洋服の素材によっては酸素系漂白剤が使えない場合や、使用するお湯の温度に制限がある場合があります。 洗濯表示を確認し、指示に従いましょう。つけ置きの時間は、20分程度が目安です。
- Step2.つけ置き洗い後に洗濯機で洗う
つけ置き洗いが完了したら、通常通り洗濯機で洗いましょう。デリケートな素材の衣類は、洗濯ネットの使用やおしゃれ着用洗剤の使用をおすすめします。 汚れをしっかり落とすために、洗濯物は洗濯機に詰め込みすぎないのがポイントです。すすぎは、普段の洗濯よりも多めに行いましょう。 汚れの度合いにもよりますが、2回以上すすいでください。
- Step3.しっかり乾燥させる
水分が残っているとカビの原因になるため、しっかり乾燥させるのがポイントです。洗濯物がよく乾くように、しまい洗いは天気の良い日に行うと良いでしょう。
しまい洗いのポイント
しまい洗いをするときは、事前に洗濯槽を洗うことをおすすめします。洗濯槽にはカビや雑菌がついていることがあり、そのまま洗うと洗濯物に移ってしまうおそれがあります。 洗濯槽クリーナーなどを使用して、汚れをきれいにしてからしまい洗いを行いましょう。 また、皮脂が溶け出していたり、雑菌が繁殖していたりするため、風呂の残り湯を使用しないこともポイントです。 通常の洗濯であれば、すすぎをきれいな水で行えば問題ありませんが、しまい洗いのときはできるだけ使用を避けましょう。 ドライクリーニングが必要な衣類や、ウールやシルクなどの自宅で簡単に洗えない衣類はクリーニングに出すのがおすすめです。 クリーニング店に任せれば、家庭では落とせない汚れもきれいに落とせます。
関連記事:「洗濯槽の掃除頻度の目安|正しい清掃方法と洗濯槽をきれいに保つコツ」しまい洗いの時期
学校や企業などの制服は、季節の変わり目である6月と10月を節目に夏服と冬服の衣替えを行うのが一般的です。家庭でも、その時期を目安に衣替えを行う方も多いのではないでしょうか。 気温でいえば、最高気温が20℃を越え始めた時期と、最高気温が20℃を下回り始めた時期を目安に行うのが一般的です。 しまい洗いは、衣替えする少し前のタイミングに、少しずつ行うのがコツです。通常の洗濯と並行しながら、家庭ごとの物干しスペースなども考慮して無理のないよう進めましょう。 洗濯物の量が多い場合や、家庭では落としきれない汚れがある場合はクリーニングの利用が便利です。
しまい洗い後の収納の注意点
- ・虫食いやカビを防ぐための注意点
しまい洗い後に収納するときは、事前にタンスやクローゼット、衣装ケース内を掃除しておきましょう。埃やダニなどを除去しおくことで、衣類の虫食いやカビの発生を予防できます。 虫食いを予防するなら、防虫剤を使用するのも効果的です。防虫剤の成分は空気よりも重く、下方向に溜まるため、衣類の上に設置するようにしましょう。 カビは温度・湿度・栄養の条件が揃った環境で繁殖します。クローゼット内は湿気がこもりやすいため、除湿剤を使用してカビの発生を予防しましょう。
- ・衣類を傷めないための注意点
衣類を収納するときは、収納場所に衣類を詰め込みすぎないことがポイントです。詰め込みすぎはシワの原因になる上に、防虫剤の効果が行き渡りにくくなるおそれがあります。 また、型崩れしやすくなるため、ハンガーに吊るしたまま収納することは避けましょう。
しまい洗いには「せんたく便」がおすすめ!
しまい洗いは、汚れを残さないことがもっとも重要なポイントになります。家庭で行う場合は注意点も多く、汚れを落としきれない可能性もあるため、クリーニング店などプロに任せるのもおすすめです。
しまい洗いにおすすめの「せんたく便」とは?
「せんたく便」は、創業から60年以上続く宅配クリーニングの老舗です。料金は、クリーニングしたい衣類の点数ごとに決定する、お得なパック料金制を採用。 衣類の種類や素材によって、料金が変わらないことが大きなメリットといえます。お預かりした衣類は、一つひとつ丁寧に検品し、素材や汚れに合わせた方法で適切に処理しています。 パック料金+オプション料金の、わかりやすいシンプルな料金体系も好評です。オプションにて、撥水加工や防虫・防カビ加工、花粉防止加工などをご利用いただけます。 しまい洗いをするなら、防虫・防カビ加工に加えてリンス加工のついた「プラチナ加工」もおすすめです。
防虫・防カビ加工とは?
「せんたく便」の防虫・防カビ加工は、市販の防虫剤などとは異なり、衣類全体に加工するのが特徴です。また、市販の防虫剤はガス化するため、クローゼットが開閉する度に効果が薄れてしまいます。 「せんたく便」の防虫・防カビ加工はガス化しないため効果が持続しやすいのもメリットの一つです。臭いがなく、安全性も高いため、目的に合わせてぜひご利用ください。
しまい洗いを効率的に進めるなら「せんたく便」の利用がおすすめ
衣替えで大切なお洋服を黄ばみや虫食いなどのトラブルから守るなら、しまい洗いを行うのがおすすめです。 しまい洗いは、衣類に残った汚れを落とし切ることが重要になるため、通常の洗濯よりも手間がかかります。 洗濯にかける時間が取れない方や、衣類に家庭では落とすのが難しい汚れがある場合は、ぜひ「せんたく便」をご利用ください。 プロの技で繊維の奥に染み込んだ汗や皮脂汚れを落とし、適切なケアが可能です。クリーニング後に、そのまま最長11カ月間お預かりが可能な「保管パック」も併せてご利用いただけます。