コラム | 2024-05-24
布団の洗い方|自宅で行う場合と汚れがひどい場合の対処法は?
布団の洗い方|自宅で行う場合と汚れがひどい場合の対処法は?
快適な睡眠に欠かせない清潔な敷布団や掛け布団。皆さん、メンテナンスはちゃんとされていますか?シーツや布団カバーは洗えていても「布団本体まで行き届いていない」という方、「そもそも自宅で洗えるのか?」と疑問に持つ方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、自宅やコインランドリーで布団を洗う場合の手順や注意点、おしっこや嘔吐物で汚した場合の対処法についてまとめました。自宅などで洗濯が難しい場合のおすすめサービスもご紹介します。
自分でできる布団の洗い方
まずは家庭用洗濯機で布団を洗う場合の手順を解説します。ポイントは、布団の素材や自宅の洗濯機の容量などを事前に確認することです。
家の洗濯機を使った布団の洗濯方法
- STEP1.洗濯タグの確認
布団の洗濯タグの表示が「水洗い可能」であれば洗濯OKです。「洗濯機マーク」もしくは「手洗いマーク」があるか確認しましょう。マークにバツが付いている場合は、洗えませんのでクリーニング店にお任せすることをおすすめします。無理に洗ってしまうと、素材や製法によっては使用できなくなりますので注意が必要です。
関連記事:「新洗濯表示の記号や意味は?新しいマークについてわかりやすく解説」 - STEP2.布団が洗濯機に入るか確認
布団の大きさが洗濯機の7~8割に収まる状態であれば一般的な洗濯機でも洗えます。ただし、ドラム式など一部の洗濯機では洗えないものもありますので、洗濯機の取扱説明書をよく確認しておきましょう。無理に洗うと洗濯機の故障や異音につながるため、自宅での洗濯を避けるようにしましょう。
- STEP3.必要な道具を準備
以下の2つを準備します。
・中性洗剤
アルカリ性の洗剤は布団によっては素材を傷めてしまうので、溶けやすい液体の中性洗剤や柔軟剤を使用しましょう。
・布団用の大きな洗濯ネット
布団をそのまま洗濯機に投入すると破れてしまう可能性があるので、布団用の大きな洗濯ネットを準備します。布団を広げて干すことができる十分なスペースも確保しましょう。
- STEP4.洗濯
洗濯槽にたっぷり水を張り、あらかじめ洗剤をよく溶かしておく必要があります。誤って布団を先に入れてしまうと洗剤が布団に直接かかり、色落ちする恐れがあるので避けましょう。 十分に洗剤が溶けたら、布団をネットに入れた状態で投入します。このとき、モード選択できる洗濯機であれば「布団洗い」「毛布洗い」「大物洗い」「手洗い」などのコースを選びます。
- STEP5.乾燥
洗濯機から取り出した布団は水を吸って重くなっているため、耐久性を考慮して2本の物干し竿を使います。2本の竿に布団をまたぐようにかけ、間を少したるませるように干します。こうすることで重みが軽減され、中綿が偏る心配もなく乾きも早くなります。完全に乾くまで2~3日、風通しの良い場所で干しましょう。
コインランドリーでの布団の洗濯方法
前述したのような手順を負担に感じる方は、コインランドリーを利用する手もあります。ただし、自宅の洗濯機と同様、布団に洗濯不可の表示がある場合はコインランドリーでも洗えませんので、クリーニング店にお任せしましょう。 洗濯機の大きさは布団の8~9割が収まるサイズを選びましょう。洗剤も自宅洗い同様、液体の中性洗剤を選びます。
- 手順1.
ほとんどのコインランドリーでは無料で洗濯槽を洗浄する機能があります。衛生面を考慮し、まずは洗濯槽の洗浄をしましょう。
- 手順.2
布団をじゃばら状に折り、くるくるとロール状に丸めて洗います。偏りを防ぐため紐で数か所縛っておくと良いでしょう。
- 手順3.
脱水まで終えたら乾燥機にかけます。洗濯のサイズとは異なり、布団がドラムの3分の1以下になる大きめのサイズを選んでください。最低でも60分の乾燥が必要です。 表面を触って乾いたと感じても、内部に湿気が少しでも残っていると臭いやカビの原因になります。時間をかけてしっかりと乾かしましょう。
汚物が付いた布団の洗い方や注意点
おしっこや嘔吐などで汚れた部分に除菌・消臭スプレーを直接かけて対処したことはありませんか?実はこのような対処法はNG行為です。汚物が付いた布団の正しい洗い方についてみてきましょう。
子どものおねしょ、ペットの犬・猫の粗相で慌てた経験も持つ方も多いでしょう。まずは応急処置で綺麗な雑巾、不要な布など吸水性の高いものでおしっこをしっかり吸い取ります。 次に、タオルを水で濡らして固く絞り、さらに拭き取ってください。このとき、タオルの絞りが甘いと汚れが拡散してしまう恐れがあるので注意しましょう。 臭いがなくなるまで何度も拭き取りを繰り返した後、陰干しで乾燥させます。直射日光で天日干しをしてしまうと、布団が傷んだり、シミになったりする可能性があるので、できるだけ避けましょう。 拭き取りはあくまで応急処置であり、放置するとアンモニア臭やシミにつながるため、早めに布団クリーニングで丸洗いしてもらいましょう。 お店選びのポイントとして、以下の4点をチェックしましょう。
- おしっこ汚れは店によって断られることがある。まず、受け付けてもらえるか
- おしっこは水溶性の汚れ。水洗いをしてくれるか
- おしっこは放置するほど臭いがきつく、取れにくくなる。すぐ対応してもらえるか
- 布団は傷みやすいため、低温乾燥や自然乾燥など素材に適した乾燥を行っているか
嘔吐物で汚れたときには特別な注意が必要です。まずは嘔吐物を濡れたタオルやキッチンペーパーなどで軽く拭き取ります。こすりすぎるとシミになるため注意が必要です。 また、病気による嘔吐の際は感染リスクがあるため、ゴム手袋を着用します。応急処置の後は、嘔吐物に対応してくれるクリーニング店を探します。 消臭効果の高い特殊洗剤を利用したサービスのある店もあるので、事前に調べましょう。また、嘔吐物の汚れはいくらきれいに拭き取ったとしても、コインランドリーに持ち込むのは避けましょう。二次感染リスクや衛生上の理由からトラブルになりかねません。
布団の洗濯には「せんたく便」がおすすめ
ここまで説明してきたように、汚れた布団を自分で洗濯するのは手間暇がかかり、やり方を間違えると布団を傷めるリスクもあります。忙しい方や「今ある布団を長く大切に使っていきたい」と考えている方には、宅配クリーニング「せんたく便」がおすすめです。
「せんたく便」は配送料無料の宅配クリーニングの老舗です。ネットか電話で注文するだけ、面倒な集荷や納品が自宅ですべて完結OKのサービスです。 衣類の素材に関わらず指定の専用バッグやダンボールの容量を目安とした一律のパック料金となっており、2回目以降はリピート割も受けられます。 「シミ抜き」「再仕上げ」まで無料で、手間が少なくリーズナブルなサービスです。毎日忙しくて時間がない人や、衣類がかさばって持ち込みが大変な場合などにおすすめです。 特に店に持ち込みづらい布団などの寝具類向けのコースが「ふとんパック」です。汚れやダニ、カビなどを水洗いでしっかり落とし、新品のようなふわふわ感、弾力性、保温力を取り戻します。大切なお布団の寿命を伸ばす意味でも、定期的な利用をおすすめします。 「業界トップクラス」とされる10大特典も見逃せません。目玉は最大6カ月間の無料保管サービス。熟練のスタッフが検品・クリーニング・仕上げを行った後、清潔な専用部屋で半年も保管してくれます。自宅の収納に余裕ができ、メンテナンスの手間も省けると人気のサービスです。 ふとんパックの対象は羽毛布団や綿布団だけでなく、こたつ布団も含まれます。こたつ布団は冬季には常時使用されて洗濯の頻度も少ないため、汗、皮脂、食べこぼしなどでかなり汚れています。 これらを餌とするカビやダニの大量発生も疑われます。「ふとんパック」は汚れを残さず落とす技術や高い除菌・殺ダニ効果に強みを持っており、次のシーズンには清潔な状態で使用することができます。
関連記事:「羽毛布団をクリーニングに出すメリットやおすすめの頻度は?」「自宅で布団を洗うのは大変!プロの仕事に任せるのもおすすめ」
布団を自宅やコインランドリーで洗うには様々な手順や注意点を守る必要があり、なかなか大変です。大切なお布団を清潔な状態で長く使うためにも、定期的に布団クリーニングを利用し、プロのメンテナンスを受けることをおすすめします。