コラム | 2023-05-08
衣類に付いた血液の染み抜きを行うには?効果的な洗濯方法と注意点
衣類に付いた血液の染み抜きを行うには?効果的な洗濯方法と注意点
血液が衣類やシーツ、タオルなどに付いてしまうと、汚れが目立ちやすいことから、シミになってしまうのではないかと心配になるでしょう。 しかし、血液が付いてから速やかに対処したり、血液専用の洗剤を使ったりすれば、問題なく汚れを落とせる可能性があります。本記事でお伝えする選択方法や染み抜きをお試しください。 ここからは、血液の染み抜き方法や、洗濯の注意点を解説していきます。クリーニング専門店へ依頼する方法についてもご紹介するため、大切な衣類のシミが気になるときも、ぜひ参考にしてみてください。
衣類に付いた血液の染み抜き方法
日常生活では、けがによる出血や鼻血、生理中の経血などが洋服や下着に付いてしまうことがあります。大切な衣類に付いた血液汚れには、以下の対処法をお試しください。
血液の染み抜きで用意するもの
- ・洗濯洗剤
血液の染み抜きでは、普段の洗濯で使用している一般的な洗剤もお使いいただけます。 血液汚れが付いた直後であれば、洗濯洗剤のみで対応できる可能性があります。ただし、時間が経ってしまった血液汚れを落とすには、血液専用の洗剤を用意しておくと安心です。
- ・血液専用の洗剤
血液の成分には、赤血球や血小板などが含まれています。血小板には、体に出血が起こった場合に集まって固まり、止血する役割があります。 こうした性質から血液が固まると、衣類に付いた汚れが落ちにくくなる原因となるのです。時間が経って固まった血液は、一般的な洗剤では対応できなくなってしまいます。 そこで、固まってしまった頑固な血液汚れを洗い流すには、血液を落としやすくする成分が含まれた血液専用の洗剤が有効です。 外出先で汚れが付着してすぐに対処できなかったケースなどでは、洗浄力の強い血液専用の洗剤もお試しください。
- ・酸素系漂白剤
酸素系漂白剤を使うと、時間が経ってしまった血液汚れを落としやすくなります。水と洗濯用洗剤のみでシミが取れない場合に用いると良いでしょう。 ただし、塩素系漂白剤は強力である一方で、生地を傷めるなど洗濯のトラブルが懸念されます。できるだけ一般的な洗剤や血液専用の洗剤で染み抜きを行い、使わずに済む場合には使用を避けるようおすすめします。
- ・綿棒
綿棒は、酸素系漂白剤を血液汚れ部分に塗るために使います。小さなシミを落とす際に細かい手作業を行いやすいので、ご自宅にあれば活用しましょう。酸素系漂白剤を使わない場合には不要です。
- ・洗面器やバケツ
洗面器やバケツなどの容器は、洗濯物を手洗いするために使います。水を溜めた状態で洗濯物が入る大きさの容器が適しています。普段お風呂などで使っている広めの容器などをご用意ください。
血液の染み抜きの手順
- Step1:水洗い
初めに洗濯表示をチェックした上で、手洗いを行います。容器に水と洗濯洗剤を入れて、血液汚れの部分洗いをしましょう。 まずは一般的な洗濯洗剤を使って、それでも落ちなければ血液専用の洗剤で洗浄液を作り、しばらくつけ置きをします。 つけ置きの時間は数十分~数時間が目安で、汚れの程度に応じて調節しましょう。詳しくは、お使いの洗剤の使用方法をご確認ください。 血液汚れがきれいに落ちたら、水ですすいでから洗濯機で洗って完了です。シミが取れない場合には、次のステップへと進みます。
- Step2:酸素系漂白剤による染み抜き
染み抜きの前に、衣類の目立たない部分に酸素系漂白剤を少しつけて、素材の色落ちテストを行います。 色落ちテストで問題がなければ、酸素系漂白剤を綿棒の先につけて、シミの部分に塗っていきます。 血液汚れがきれいに落ちたら、水ですすいでから洗濯機で洗って完了です。その後は、いつもの通りに乾燥させましょう。 上記の手順でもシミが取れない場合には、酸素系漂白剤でつけ置き洗いを行う方法もあります。 容器に水と規定量の酸素系漂白剤を入れて、数時間つけ置きしてから水洗いします。詳しくは、お使いの酸素系漂白剤の使用方法をご確認ください。
血液の染み抜きをする際の注意点
血液の染み抜きで汚れを落としやすくするコツや、大切な衣類を傷めないための注意点をお伝えします。血液汚れの特徴を押さえて、適切に対処しましょう。
汚れたら応急処置を行う
血液汚れが付いたら、可能であればすぐに水で洗い流すのが望ましいといえます。 血液は水溶性で水に溶けやすいためです。時間が経つと血液中のタンパク質が固まり、汚れが落ちにくくなってしまいます。汚れたらすぐに応急処置を行うのがポイントです。
お湯で洗わない
血液汚れは、温度の低い水やぬるま湯などで洗いましょう。熱を与えると血液中のタンパク質が固まり、汚れが落ちにくくなってしまいます。 一般的に、皮脂汚れなどは水温が高いほうが落ちやすいといわれるため、混同しないように注意が必要です。
長時間のつけ置きは避ける
酸素系漂白剤でつけ置きする際は、色落ちに気をつけて、長時間にわたり放置するのは避けましょう。 特に、色柄のある衣服は、つけ置きにより色落ちが起こるリスクがあります。こまめに状態を確認しながら作業を行うことが大切です。
血液汚れのクリーニングはプロにお任せ!
家庭で落とせない血液汚れは、クリーニング業者に依頼したほうが安心です。プロの技術で難度の高い染み抜きにも対応できます。最後に、「せんたく便」の染み抜きをご紹介します。
血液の染み抜き料金の相場
血液の染み抜き料金は2000円から6000円程度が目安です。シミが大きかったり、広範囲にわたったりする場合は、料金が高額になりやすいといえます。 一方で、小さいシミや狭い範囲であれば、通常のクリーニングでも対応してもらえる可能性があるため、事前に相談するようおすすめします。
「せんたく便」の丁寧な染み抜き
「せんたく便」は、自宅にいながらクリーニングに出せる、便利な宅配型サービスです。お電話やホームページの専用フォームなどから、簡単にご注文いただけます。 お得なパック料金で複数の衣類をまとめてクリーニングに出せるのが魅力です。 「せんたく便」のサービスでは、衣類の染み抜きに無料で対応しています。気になる血液汚れもお任せいただけます。 なお、衣類を傷める恐れがあるケースなど、無料の範囲で処理が難しいものはタグでお知らせしているため、クリーニング後にご確認ください。
プロがクリーニングする「最速パック」
「最速パック」は、最短5営業日でクリーニングした衣類が自宅に届くパックです。衣類の指定数に応じて料金プランが用意されています。 各パックには、お得なリピート割引も用意されています。仕上がった衣類を立体ハンガーBOXでお届けする「最速DXパック」もございますので、ぜひご活用ください。
血液汚れの付いた衣類も、染み抜きをすれば大丈夫!
血液の染み抜き方法や、注意点をお伝えしました。衣類に付いた血液汚れは、すぐに対処すれば一般的な洗濯洗剤でも落とせる可能性があります。 ほかにも、血液専用の洗剤を使う方法や、酸素系漂白剤を使う方法もあるので、時間の経ってしまったシミにもお試しください。 家庭での対処が難しいときは、クリーニング専門店を利用するのもひとつの手です。お困りの際は、ぜひ「せんたく便」のサービスもご検討ください。