コラム | 2023-02-10
Tシャツの染み抜き方法|汚れの種類による落とし方とポイント
Tシャツの染み抜き方法|汚れの種類による落とし方とポイント
もしもお気に入りのTシャツにシミが付いてしまったら、元通りキレイな状態に戻せるのでしょうか。シミを落とすポイントは、汚れの種類に適した方法でお手入れすることです。こちらの記事では、汚れの種類別に染み抜き方法をお伝えします。 ご紹介する方法で、Tシャツの染み抜きをお試しください。また、自宅で対処できないシミもお任せいただける、便利なクリーニングサービスもご紹介します。Tシャツのシミでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
【汚れの種類別】Tシャツの染み抜きの方法
うっかり汚してしまったTシャツは、種類別の汚れ落とし方法で染み抜きを行いましょう。こちらでは、自宅にある道具を使って、自分でできる簡単な対処法をご紹介します。
黄ばみや黒ずみの染み抜き
Tシャツに生じる黄ばみは、汗とともに毛穴から出た皮脂が酸化したものです。黒ずみは、排気ガスや埃などの空気の不純物が皮脂汚れに付着して生じます。どちらも原因が異なる汚れですが、基本的に落とし方の手順は同じです。 まずは、台所用中性洗剤(食器用洗剤)をTシャツの黄ばみや黒ずみの部分に塗りましょう。次に、中性洗剤を付けた部分を歯ブラシで擦ります。 強く擦りすぎたり、揉みすぎたりすると衣類の繊維を傷めるので、優しく行うのがポイントです。歯ブラシで擦った後は40℃前後のぬるま湯ですすぎます。 中性洗剤で落ちない場合は、酸素系漂白剤を使った浸け置き洗いが効果的です。なお、塩素系漂白剤は洗浄力が強力で、Tシャツが色落ちする危険性があるため、使用を避けてください。 まずは、洗面器など大きめの容器に40度前後のぬるま湯と酸素系漂白剤を入れます。30分ほど浸け置きをしたら、汚れが落ちているか確認しましょう。 浸け置きの液ごと洗濯機へ入れて、そのまま洗濯したら完了です。頑固な黒ずみの場合は、中性洗剤で洗った後にシミの部分にアイロンを3秒ほど当てると汚れを落としやすくなるため、お試しください。
コーヒーやお茶、醤油の染み抜き
Tシャツに付いたコーヒーやお茶、醤油は水溶性の汚れです。シミが付いたら濡らして固く絞った布やタオルで叩くか、水でつまみ洗いをすると落とせる可能性があります。 もしもシミが残ってしまったら、水で3~5倍に薄めた中性洗剤を布に付けてトントンと叩きましょう。それでも落ちない場合は、衣類の繊維に合った漂白剤を使用して対処します。
泥や墨汁の染み抜き
Tシャツに付いた泥や墨は不溶性の汚れです。泥の汚れは細かい砂や土が、墨の汚れは黒い粉が繊維に入り込んでいるため、まずはこれらを取り除く必要があります。 泥は1回乾燥させて表面の土を取り除いてから、水で3~5倍に薄めた中性洗剤を布に付けて叩きましょう。 墨が付いた場合は慌てて拭き取ろうとせず、研磨剤の入った歯磨き粉や台所用中性洗剤を使って洗います。歯磨き粉をシミ部分に直接乗せたら、シミを広げないように気をつけて歯ブラシで擦ります。 歯ブラシで擦った後、中性洗剤で揉み洗いをしてから、普段通りの洗い方で洗濯を行ってください。
ボールペンやカレーの染み抜き
Tシャツにボールペンやカレーなどの油汚れが付いてしまったら、油分を分解する台所用中性洗剤を用いるのがおすすめです。 油溶性のシミは、まず40℃から60℃のお湯を張った大きめの容器に浸けて、油を緩ませるようにします。シミに中性洗剤を直接垂らしてから、生地を傷めないように優しく揉み洗いしましょう。 中性洗剤がシミに浸透したら、歯ブラシを使って汚れを搔き出すように擦ります。容器の水が濁らなくなるまですすいだら、仕上げとしていつも通りの洗濯を行って完了です。 油汚れのシミ取りには、ファンデーションを落とす際に使うクレンジングオイルを用いた洗濯方法も有効です。
Tシャツの染み抜きをする際のポイント
大切なTシャツをキレイに染み抜きするために、以下の注意点を押さえておきましょう。こちらでは、自分でお手入れする際のポイントを解説します。
衣類の素材と洗濯表示を確認
衣類には自宅で洗えるものと洗えないものがあります。まずはTシャツの洗濯表示や衣類の素材を確認してから、自宅で染み抜きを行えるか判断しましょう。 洗えない洋服にシミが付いてしまったときは、ご家庭で染み抜きを行えません。水洗いできない衣類に染み抜きを行うとシミが広がるおそれがある上、生地が擦れたり、色素が抜けたりすることもあるためご注意ください。
できるだけ早く染み抜きを行う
シミは時間が経つほど落ちにくくなります。シミに気が付いたら放置せず、早い段階で染み抜きを行うと安心です。外出先でTシャツにコーヒーをこぼしてしまったケースなど、不測の事態が起きた場合は、まず応急処置を行います。 シミを広げないようにティッシュペーパーやハンカチで押さえるようにして、早めに汚れを移し取りましょう。帰宅後にシミの種類に応じた方法で染み抜きを行ってください。
シミの種類に応じた適切な方法で対処する
間違った方法で染み抜きを行うと、かえってシミが取れにくくなるおそれがあります。例えば、熱で固まる性質を持つ鼻血がTシャツに付いたとき、熱湯で洗ってしまうと余計に血液のシミが取れにくくなってしまうことも。 正しい処置を行えば落ちた汚れも、間違った対処法や時間の経過にともなって落ちにくくなるため、注意しておきましょう。
無理に染み抜きを行わない
手洗いでなかなかシミが落ちないとき、強い力で擦るなど無理に染み抜きを行うのは避けてください。衣類の繊維に傷が付くおそれがあります。また、変色や色落ち、色移りなどの危険性もあるので、無理に落とそうとしないことも大切です。
染み抜きも行う宅配クリーニング「せんたく便」がおすすめ
自宅でどうしても汚れが落ちない場合や、洗濯できない衣類は、クリーニング店でプロに染み抜きを依頼する方法もあります。「せんたく便」ではサービス内容に染み抜きが含まれているため、ぜひご活用ください。
「せんたく便」とは?
「せんたく便」は、ネット宅配に特化した高品質のサービスを提供する老舗クリーニングサービスです。 スマホやパソコンから24時間お申し込みいただけます。集荷日時とお届け日時の指定で自宅に配送業者が向かう仕組みです。クリーニング後は最短5日でアイテムをお届けいたします。
「せんたく便」の染み抜きの特徴
「せんたく便」のサービスでは、熟練スタッフの技術により、衣類の素材やシミの状態に応じた適切な処置が行われます。 衣類だけなく、ふとんやコスプレ衣装、浴衣、ぬいぐるみの染み抜きも可能です。頑固なシミは丸1日かけて落とす場合もあるほど、丁寧に作業いたします。
「せんたく便」の料金システム
「せんたく便」では洗濯物の上限を5点や10点に定めた、安心のパック料金を採用しています。2回目以降はリピート割引が適応されてお得なため、ぜひご活用ください。 染み抜きやボタン補修、毛玉取り、再仕上げ、往復配送料は無料です。ほかにも、撥水加工や花粉防止加工、抗ウイルス加工などのオプションをご用意しています。必要に応じてぜひご利用ください。
Tシャツの染み抜きは汚れに適した方法で!
ここまで、Tシャツの染み抜きについてお伝えしました。しつこいシミも、洗濯用洗剤や台所用洗剤など、身近なものを使って落とせる可能性があります。 汚れの程度がひどいときは、浸け置き洗いなどもお試しください。気になるシミをキレイに落として、真っ白なTシャツを蘇らせましょう。自宅での染み抜きで対処できないときは、クリーニング専門店へお気軽にご相談ください。